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【自動車整備士に強い】求人・転職サイトおすすめランキング12選 | 口コミ・評判や異業種への転職方法も

自動車整備士の求人・転職サイト おすすめランキング

整備士、メカニックの転職を取り巻く環境は、ここ数年で多くの専門サイトが立ち上がったこともあり年々向上しています。

一方で、なかなか転職する機会の少なかった整備士の方にとっては、「どのサイトを使えば良いか?」「転職サイトの使い方がわからない…」といった疑問や不満も多くあるでしょう。

この記事では、転職を考える整備士の方やこれから整備士になりたい方向けに、整備士の転職サイトやその活用方法についてご紹介しています。

また、異業種への転職をお考えの方にも役立つ情報を記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

自動車整備士転職サイトのおすすめランキング12選

自動車整備士の転職をお考えの方に、おすすめする転職サイトを11サイト厳選してランキング形式でご紹介します。

どのサイトも、それぞれに強みがあるのでぜひ参考にしてみてください。

1位. メカニック転職ナビ

メカニック転職ナビのイメージ

メカニック転職ナビのおすすめポイント

  • 毎月500人以上の転職支援実績
  • 実際の職場環境の情報などここにしかない情報が豊富
  • あなた専任のアドバイザーが無料でサポート

メカニック転職ナビの概要

メカニック転職
ナビの求人数
1,690件(2023年1月9日現在)
メカニック転職
ナビの求人エリア
日本全国対応
メカニック転職
ナビの登録方法
登録はこちらから
メカニック転職
ナビの運営会社
株式会社 プレアデス
メカニック転職
ナビの許認可番号
13-ユ-301517

メカニック転職ナビは株式会社プレアデスが運営する自動車に関わる職種の方向けの人材紹介サービスです。

自動車整備士を中心に自動車検査員、サービスフロント、板金塗装など様々な職種の求人を取り揃えており、対象エリアは日本全国です。

毎月500人以上の自動車整備士が利用している確かな実績があり、利用者一人ひとりのニーズにそった求人案件を紹介しています。

登録後は自動車整備士専門のキャリアアドバイザーがつき、求人の紹介や面接サポートを丁寧に行います。

実際の職場環境の情報など、求人票だけではわからない内部の情報を提供することができることが強みです。

メカニック転職ナビの評判・口コミ

40代 男性

自分の働き方の希望を聞いてくれましたし、担当になってくれたかたが親切に色々と企業を紹介してくれました。

自分の勤務時間や雇用体制などの希望も最大限活かしてくれましたし、今までの自分の経歴を活かせる職場を毎週のように紹介してくれました。登録するだけでもいいと思います。

30代 男性

求人が少ない業界でありながらも担当の方が一生懸命探してくれました。

どうしても遠方の企業というのが多いのですが、実際に企業に伺うことができないぶん、このようなエージェントからしっかりと情報を得ることができたのは大変良かったと思っています。

2位. 整備士JOBS

整備士JOBSのイメージ

整備士JOBSのおすすめポイント

  • 東証プライム上場企業が運営する安心の転職サイト
  • 大幅な給料アップ事例が多数!
  • 面倒な書類作成も無料でサポート

整備士JOBSの概要

整備士JOBS
の求人数
4,745件(2023年1月9日現在)
整備士JOBS
の求人エリア
日本全国対応
整備士JOBS
の登録方法
登録はこちらから
整備士JOBS
の運営会社
株式会社 クイック
整備士JOBS
の許認可番号
27-ユ-020100

整備士JOBSは東証プライム上場企業の株式会社クイックが運営する自動車整備士専門の転職サイトです。

正社員の求人案件が数多く掲載されており、求人エリアは日本全国に対応しているので地方在住の方にもおすすめです。

土日休みや年間休日125日以上、月収60万円を超える求人など非常に高条件なものも多数取り揃えています。

実際に整備士JOBSを利用して大幅な年収アップを達成した事例もあり、利用者からも高評価を得ています。

求人の紹介だけでなく、転職活動に必須の履歴書や職務経歴書作成のサポートも無料でしてもらえるところも魅力です。

整備士JOBSの評判・口コミ

30代:男性

転職が初めてだった為このようなサービスがあると知らない情報を調べてくれたり、スキルや要望に沿った会社が、自分で調べるより何社も出てきました。

また現在の自分の待遇が業界的にいいのか悪いのかも教えてもらえたので自分が転職をすべきかどうかがとてもわかりやすかったです。

20代:男性

求人数に関しては、さすが整備士特化のサイトだなと思いました。

今までは大手求人サイトで検索していたので異業種の求人も多く、しぼっていくことがとても困難だったのですが、こちらのサイトでは整備士の求人しかなかったので、比較検討してじっくりと選べました。

40代 男性

こまめに連絡を入れてくださったり、転職が上手くいくように「本当に転職が最適な判断なのか」を含めいろいろな相談事も真摯に対応して頂いたと思っています。

3位. Worcar

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Worcarのおすすめポイント

  • 整備士・メカニックの人材会社顧客満足度No.1(ゼネラルリサーチ調べ)
  • 豊富な求人数!無資格で応募できる求人もあり
  • 提携大型研修施設で最先端技術研修を受講することが可能

Worcarの概要

Worcar
の求人数
3,720件(2023年10月23日現在)
Worcar
の求人エリア
日本全国対応
Worcar
の登録方法
登録はこちら
Worcar
の運営会社
株式会社 レソリューション
Worcar
の許認可番号
13-ユ-302329

Worcarは株式会社レソリューションが運営する自動車整備士に特化した転職サービスです。

対象エリアは日本全国で、希望に応じて正社員の求人のほかに派遣求人も紹介できる強みがあります。

また、整備士・メカニック業界を対象にしたアンケート調査では、「顧客満足度」や「友人に紹介した人材会社」など7つの部門で業界No.1の評価を獲得しています。(ゼネラルリサーチ調べ)

また豊富な求人の中には、無資格や未経験でも応募できる求人も多数保有しています。

4位. カーワク

カーワクのイメージ

カーワクの概要

カーワク
の求人数
7,874件(2023年1月9日現在)
カーワク
の求人エリア
日本全国対応
カーワク
の登録方法
登録はこちらから
カーワク
の運営会社
株式会社アプティ
カーワク
の許認可番号
13-ユ-307933

カーワクは株式会社アプティが運営する整備士・メカニックなど自動車業界に特化した転職・求人サイトです。

非公開案件を含む求人数は10,000件以上と非常に豊富なことが魅力です。

勤務地や職種だけでなく「土日祝休み」「年間休日120日以上」「残業少な目」など様々な希望条件を入力して求人を検索することができます。

公式ページのコンテンツも充実しており、転職ノウハウや整備士のキャリアアップについてのお役立ち情報を掲載しています。

実際にカーワクで整備士を採用した企業のインタビュー記事もあり、「企業はどんな人を採用したいのか」採用する側の意見を知ることできるので、転職を考えている方は必見です。

カーワクの評判・口コミ

カーワクは自動車整備士の求人を多く掲載しているので、自分に合った仕事を見つけやすかったです。

また、サイトの使い方も簡単で、応募もスムーズにできました。

5位. 自動車求人Navi

自動車求人Naviのイメージ

自動車求人Naviの概要

自動車求人Navi
の求人数
2,039件(2023年1月9日現在)
自動車求人Navi
の求人エリア
日本全国対応
自動車求人Navi
の登録方法
登録はこちらから
自動車求人Navi
の運営会社
株式会社チェングロウス
自動車求人Navi
の許認可番号
13-ユ-308280

自動車求人Naviは自動車業界専門の求人サイトで、勤務地は日本全国対応しています。

自動車整備士はもちろん、検査員やピントスタッフ、カー用品店の販売職・事務職など自動車業界のあらゆる職種の求人を掲載しています。

他のサイトではなかなか見つけられない40・50代以上OKの求人も紹介しているので幅広い年代の方におすすめです。

未経験・無資格OKの求人もたくさんあり、全くの異業種から自動車業界に飛び込んだ方も多数います。

資格取得を応援しており、働きながら自動車整備士の資格を取得できる若年層向けの求人も取り揃えています。

6位. クラッチ求人

クラッチ求人のイメージ

クラッチ求人の概要

クラッチ求人
の求人数
5,516件(2023年1月9日現在)
クラッチ求人
の求人エリア
日本全国対応
クラッチ求人
の登録方法
登録はこちらから
クラッチ求人
の運営会社
株式会社サクラボ
クラッチ求人
の許認可番号
04-ユ-300116

クラッチ求人は業界トップレベルの求人数を誇る自動車整備士向けの求人・転職サイトです。

高収入の求人や福利厚生が充実した案件など高条件のものが多く、トヨタやマツダなど大手企業の求人が豊富なことも魅力です。

検索機能も豊富で、地域や職種だけでなく取り扱っている車種も絞り込めるため、自分のスキルや経験を生かせる仕事を見つけることができます。

登録後はマイページから履歴書を登録したりスキルシートで経歴をわかりやすくアピールすることができるので、転職活動の手間が減らせるのも嬉しいポイントです。

便利なスカウト機能も評判で、企業からスカウトメールが届くため効率よく転職活動を進めることができます。

7位. ブーンブーンジョブ

ブーンブーンジョブのイメージ

ブーンブーンジョブの概要

ブーンブーンジョブ
の求人数
10,000件(2023年1月9日現在)
ブーンブーンジョブ
の求人エリア
日本全国対応
ブーンブーンジョブ
の登録方法
登録はこちらから
ブーンブーンジョブ
の運営会社
株式会社クルーバー
ブーンブーンジョブ
の許認可番号
14-ユ-301413

ブーンブーンジョブは自動車やバイクのメンテナンス業界に特化した転職支援サイトです。

全国各地10,000件以上の求人を取り揃えており、登録者しか見られない非公開求人も多数あります。

国家資格のキャリアコンサルタントを始め、有資格者のキャリアアドバイザーが転職活動をしっかりサポートしてくれるところが強みです。

豊富な知識とノウハウを備えたキャリアアドバイザーにキャリア相談や履歴書作成・面接対策のサポートをしてもらえるので安心して転職活動をすすめることができます。

正社員以外にも契約社員、パート、アルバイトの求人もあるので、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。

8位. 自動車整備士求人ナビ(メカジョブ)

自動車整備士求人ナビ(メカジョブ)の概要

自動車整備士求人ナビ
(メカジョブ)の求人数
5,814件(2023年7月6日現在)
自動車整備士求人ナビ
(メカジョブ)の求人エリア
日本全国対応
自動車整備士求人ナビ
(メカジョブ)の登録方法
登録はこちらから
自動車整備士求人ナビ
(メカジョブ)の運営会社
株式会社ダイバージェンス
自動車整備士求人ナビ
(メカジョブ)の許認可番号
27-ユ-301756

9位. オートモーティブ・ジョブズ

オートモーティブ・ジョブズのイメージ

オートモーティブ・ジョブズの概要

オートモーティブ・ジョブズ
の求人数
3,346件(2023年7月17日現在)
オートモーティブ・ジョブズ
の求人エリア
日本全国対応
オートモーティブ・ジョブズ
の登録方法
登録はこちらから
オートモーティブ・ジョブズ
の運営会社
株式会社 クイック
オートモーティブ・ジョブズ
の許認可番号
27-ユ-020100

10位. メカニッ求

メカニッ求のイメージ

メカニッ求の概要

メカニッ求
の求人数
2,214件(2023年7月17日現在)
メカニッ求
の求人エリア
日本全国対応
メカニッ求
の登録方法
登録はこちらから
メカニッ求
の運営会社
株式会社レソリューション
メカニッ求
の許認可番号
13-ユ-302329

11位. クルマや.net

クルマや.net

クルマや.netの概要

クルマや.net
の求人数
862件(2023年7月18日現在)
クルマや.net
の求人エリア
日本全国対応
クルマや.net
の登録方法
登録はこちらから
クルマや.net
の運営会社
株式会社トップランク
クルマや.net
の許認可番号
13-ユ-307492

12位. メイテックネクスト

メイテックネクストの概要

メイテックネクスト
の求人数
3,217件(2023年7月18日現在)
メイテックネクスト
の求人エリア
日本全国対応
メイテックネクスト
の登録方法
登録はこちらから
メイテックネクスト
の運営会社
株式会社メイテックネクスト
メイテックネクスト
の許認可番号
13-ユ-301658

失敗しない自動車整備士転職サイトのおすすめ活用方法

整備士の転職サイトは、ここ数年で新しいサイトがオープンし多くの選択肢を持つことができるようになりました。

一方、転職サイトを利用しての転職は自動車整備の業界ではまだまだ新しく、どのように活用すれば良いのか不安な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、ここでは自動車整備士の転職サイトを有効活用するためのポイントを3つご紹介します。

しっかりとポイントを抑えて、失敗しない転職を実現しましょう!

求人掲載数を確認しよう

転職サイトによって掲載している求人数は異なります。

求人数が多いサイトのほうが選択肢は増え、自分の希望する条件に当てはまる求人を見つけられる可能性が高まります。

しかしいくら求人数が多いサイトでも自分の希望する業界・職種が極端に少なかったり、未経験者が経験者求人が多めのサイトに登録しても、なかなか転職はスムーズに進みません。

また40代の方が若年層向けの求人ばかりのサイトに登録しても希望する仕事は見つかりにくいでしょう。

求人掲載数を確認する際は、自分に合った求人がありそうか、自分の希望する業界・職種に強いサイトがどうかもしっかりと確認することが大切です。

相性の良い担当者を探そう

転職サイトの担当者は、各業界に精通をした転職のプロとして多くの転職者を転職成功に導いています。

しかし、担当者も転職者も人と人なので、どうしても相性の良し悪しが発生します。

転職では、求人に対する印象や希望する条件、転職可能な時期などを言語化して伝えることが出来れば良いのですが、状況の変化に応じて微妙なニュアンスで伝えなければならない時も存在します。

そういった際に、うまくコミュニケーションの取れない担当者だと微妙なニュアンスを伝えることができずに、自分の意図と違った方向性に進んでしまうケースも考えられます。

また、転職活動は非常に神経を使う作業なため、些細な違和感が大きなストレスとなる場合があります。

そういったことが起こらないように、まずは相性の良い担当者を探すことが重要です。

複数の転職サイトを同時に利用しよう

複数の転職サイトを利用することは、失敗しない転職をする上で非常に重要です。
転職サイトはそれぞれに特徴があり、得意な領域や取り扱う求人が異なります。

特に求人に関しては「最初に登録した転職サイトには希望する求人はなかったけど、別のサイトに登録したら希望する求人が多くあった」といったことも珍しくありません。

相性の良い担当者を探すことと同様に、転職サイトも希望する条件と相性の良い転職サイトを見つけるため、まずは複数のサイトに登録をしてそれぞれのサイトを比較してみましょう。

できる限り素早いコミュニケーションを心がけよう

転職サイトを利用する際は、求人企業と転職者の間にコンサルタントが入って諸々の調整や進行を行ってくれます。

それによって、転職活動をスムーズに進めることができるのですが、転職者のレスポンスが遅いと間の調整に時間がかかり、時には面接の日程を決めるのにも何往復もやりとりをしなければいけなくなってしまうケースがあります。

場合によっては、調整に時間がかかっている間に、希望の求人が別の人で決まってしまったなんてこともありますので、できる限り、素早いコミュニケーションを心がけるようにしましょう。

転職時期は最短で伝えよう

転職サイトに登録後は担当者とのキャリアカウンセリングで、現在の就業状況や転職希望時期の確認を受けます。

転職時期を伝える際は、引き継ぎや有給消化を踏まえた最短期間で伝えることをおすすめします。

なぜなら最短で伝えることによって「すぐに転職する意思がある」と見なされ、良い条件の求人を優先的に紹介してもらえるからです。

希望の転職時期が半年以上先だったり未定だったりすると優先順位が後回しになり、せっかく良い条件の求人があっても紹介してもらえない可能性があります。

人気のある求人は掲載された途端に応募が終了してしまうことも珍しくありません。

転職活動はタイミングが大切なので、良い求人案件を優先的に紹介してもらえるようアピールしておきましょう。

自動車整備士によくある転職理由

自動車整備士が転職を考える時、人により様々な理由がありますが大きく分けると5つの転職理由のパターンが一般的です。

ここでは、よくある転職理由と面接の際にできるだけポジティブに伝わるような伝え方についてご紹介します。

残業が多く労働時間が長い

自動車整備士が転職を考えるときに、「残業が長く、労働時間が長い」ことが転職理由となっている方は非常に多くいます。

近年では大手をはじめ、働き方改革によって労働時間が改善されている職場も少しずつ増えてきましたが、毎日日付が変わる頃まで残業をしているような職場もまだまだ多くあります。

自動車整備士は、ただでさえ肉体労働でありながら専門知識を必要とするハードな職業なので、更に長時間残業となると長く続けるのは難しいと考え始める方も多いのではないでしょうか?

自動車整備士の業界として、長時間労働が常態化してしまっている面は確かにありますが、先述の通り働き方改革の進んでいる職場も徐々に増えてきていて、まさに過渡期の状態です。

もし、残業時間などの長時間労働で悩んでいる方は、まずは自分の通勤が可能なエリアの中で”今勤めている職場の環境は普通なのか?”を調べてみることをおすすめします。

その中で、より良い条件の求人があるのであれば転職を検討してみても良いでしょう。

人間関係に悩みがある

人間関係の悩みは自動車整備士の転職理由だけではなく、他の多くの業界でも同様によくある転職理由の一つです。

人間関係で悩んでいる場合、問題がエスカレートして精神的な病気になってしまう場合も少なくありません。

人間関係に悩んでいて解決が難しい場合は、転職をすることが自分を守ることにも繋がります

一方で人間関係の悩みは、多くの場合上司や同僚に問題があることがほとんどですが、稀に本人の接し方に問題もある場合があります。

しかし直接的に問題点を指摘してくれる人は、上司にも同僚、友人の中に滅多にいません。

そういった面で、一旦置かれている環境を整理するためにも転職会社のような第三者に相談して率直な意見を聞くことで解決につながる場合もあります。

給料が安い

自動車整備士は、以前より度々収入が少ないことがニュースなどでも取り上げられていました。

実際に深夜まで長時間労働をしたものの、給料が少ないため休みの日にバイトを掛け持ちしたり、結婚を機に別の仕事に転職をする方も非常に多くいました。

しかし、近年では自動車整備士のなりて不足が深刻な問題となっており、自動車整備士を採用するための競争が激しくなっています。

それに応じて給料水準も徐々に上昇してきており、転職をして100万円以上年収がアップするケースも増えてきました。

「自動車整備の仕事は好きだけど、給料が安くて続けられない」と考えている方は、一度他の職場の給料水準を確認してから転職をすることがおすすめです。

待遇の良い企業を見つけることができれば、自動車整備士の仕事を続けることができるかもしれません。

自動車整備士の転職事情とは

より良い条件を求めて転職したいと考えているけれど「給料アップは見込めるのか」「そもそも自動車整備士に将来性はあるのか」と気になっている方もいるでしょう。

せっかく転職するのだから、絶対に今より良い職場に移りたいですよね。

自動車整備士を続けるのか、全くの異業種に挑戦するのかも悩みどころかもしれません。

ここでは自動車整備士が転職活動を始める前に知っておきたい、自動車整備士を取り巻く転職事情について詳しく解説します。

自動車整備士の有効求人倍率は全職種の約4.5倍

自動車整備士は車の整備・点検を通ししてドライバーの安全を守る非常に重要な仕事です。

しかし近年は自動車整備士の人手不足が深刻で、厚生労働省が発表した2021年の整備士の有効求人倍率は4.58倍でした。

全職種を平均した有効求人倍率は1.13倍なので、自動車整備士は約4.5倍と大きく上回っています。

自動車整備士不足の原因としては若者の車離れ、少子高齢化による労働人口の減少、離職率の高さが挙げられます。

このように自動車整備士は深刻な人手不足に陥っているため、転職は「売り手市場」です。

実際、休みや収入、残業量において条件の良い求人が増えているので、転職を考えている方には今がチャンスです。

多くの職場で自動車整備士が足りていない今、意欲や経験、資格のある自動車整備士は有利な条件で転職活動を行えるでしょう。

自動車整備士の平均年収

厚生労働省による「令和3年 賃金構造基本統計調査」によると、令和3年の自動車整備士の平均年収は約450万円となっています。

一方、国税庁が発表した「令和3年 民間給与実態統計調査」によると、令和3年の給与所得者の平均年収は男性545万円、女性302万円でした。

自動車整備士の平均年収は男性の一般平均年収と比べると約95万円の差があることが分かります。

しかし人手不足を解消するため、カーディーラーを中心に自動車整備士の待遇の改善や給与の見直しが行われており、年々自動車整備士の平均年収は上がってきています。

今後もしばらく自動車整備士不足は継続する傾向なので、給与は改善していく見込みです。

参考:令和3年 賃金構造基本統計調査令和3年 民間給与実態統計調査

自動車整備士の将来性

転職を考えている方のなかには「自動車整備士に将来性はないのでは」と心配している方もいるかもしれません。

しかし、車がある限り自動車整備士の仕事は必要です。

ただ電気自動車やハイブリッド車の普及、AI技術による自動走行システムの導入により、自動車整備士に求められる知識や技術は複雑化していくでしょう。

今後も自動車整備士として活躍していくためには、先進技術に対応できる知識やスキルが必要になってきます。

現在の自動車業界ではIT化やコンピュータの先進技術についていけている自動車整備士はまだ多くないのが実情です。

新しい技術や知識を積極的に吸収して、将来的に活躍の場を広げていくことで自動車整備士としてのキャリアアップにも繋がるでしょう。

異業種に転職できる?

自動車整備士としての資格や経験があるのならば、同じ自動車整備士に転職することが最もスムーズです。

しかし自動車整備士として働くなかで「人間関係や体力がきつい」「もうこれ以上頑張れない」と限界を感じている方もいるかもしれません。

実は、自動車整備士は異業種に転職することも可能です。

未経験の業種への転職は不安も大きいかもしれませんが、自動車整備士の資格や経験を生かして働ける職場もあります。

異業種に転職する場合でも、これまでの経験を生かせる仕事を選ぶことで自信を持って仕事をすることができるでしょう。

自動車整備士におすすめの転職先は「自動車整備士から異業種へ転職するには?」で詳しく紹介しています。

自動車整備士への転職は未経験でも大丈夫?

自動車整備士は、自動車整備について専門的な知識と技術を有する職業です。

自動車整備は、何か問題があると命に関わる重大な事故を招く恐れもあるため、自動車整備士の国家資格を保有していなければ自動車整備の業務を全て行うことはできません。

しかし、自動車整備の仕事は多岐に渡るため資格を保有していない未経験の方でも、例えばタイヤ交換やオイル交換の作業は行うことができるため、未経験でも採用されるケースは多くあります。

また、自動車整備士の資格は専門学校に通って取得することが一般的ではありますが、学校に通わなくても取得することも可能です。

自動車整備士資格の一つである、3級整備士資格の場合は「認証工場、もしくは指定工場での1年以上の実務経験」がある場合、資格試験の受験資格を得ることができます。

専門学校で資格を取得する場合は、取得する資格にもよりますが基本的に2〜5年程度学ぶ必要があるので、早く資格を取得したい人には実務経験を積むことが一番の近道です。

また最近では資格取得を支援する整備工場も多くあるので、未経験でも安心して自動車整備の業界に飛び込むことができます。

自動車整備士の資格

自動車整備士の資格は、1級・2級・3級・特殊の4種類です。

いずれも国家資格で、資格ごとに対応できる業務が決まっています。

それぞれの資格を取得することでどんなことができるのか、紹介します。

3級自動車整備士

3級自動車整備士は最も初級の資格で、未経験の場合は3級の取得から始めます。

3級自動車整備士は以下の4つに分類されています。

  • 3級自動車シャシ整備士
  • 3級ガソリン自動車整備士
  • 3級ジーゼル自動車整備士
  • 3級二輪自動車整備士

3級自動車整備士は上級者の監督のもと、基本的な整備を行います。

あくまで2級取得の足掛かりといった立ち位置で、分解が必要な修理や整備など大がかりな仕事はできません。

2級自動車整備士

2級自動車整備士は自動車整備全般に関わることができる資格で、自動車整備士を長く続けたいと考えている方におすすめです。

2級自動車整備士は以下の4つに分類されています。

  • 2級自動車シャシ整備士
  • 2級ガソリン自動車整備士
  • 2級ジーゼル自動車整備士
  • 2級二輪自動車整備士

それぞれの種類に応じた整備業務ができるようになるため、自分の仕事で必要となる資格を取得しましょう。

2級の資格を持っていれば自動車整備士として問題なく働くことができます。

1級自動車整備士

1級自動車整備士は自動車整備士資格の中で最も上位の資格です。

求められる知識や技能も非常に深く、国内での資格保有者は3%とかなり少なくなっています。

1級自動車整備士は以下の3つに分類されています。

  • 1級大型自動車整備士
  • 1級小型自動車整備士
  • 1級二輪自動車整備士

1級の資格があれば電気自動車や水素自動車など電気系統の複雑な新しい自動車の整備ができます。

とても専門性の高い資格なので取得できれば役職や手当がついたり、資格を生かしてコンサルティングやアドバイザーとして活躍することもできるでしょう。

特殊整備士

特殊整備士は特定の分野に特化した知識とスキルを持っている証明となる資格です。

特殊整備士は以下の3つに分類されています。

  • 自動車タイヤ整備士
  • 自動車電機整備士
  • 自動車車体整備士

レベルとして2級と同等かそれ以上として扱われます。

整備士の仕事をする上で必要不可欠な資格ではありませんが、取得することでより深い専門知識と技術を身につけた上で作業ができるので、お客さまにも安心してもらえるでしょう。

雇用する側からは、整備工場に一定の人数の特殊整備士の資格を持っている方がいると、国から「優良自動車整備事業者」の認定を受けられるというメリットもあります。

自動車整備士に向いている人

未経験から自動車整備士を目指そうと考えている人は「自分は自動車整備士に向いているのか」気になるかもしれません。

これまで自動車整備士として働いてきた方も、「このまま自動車整備士を続けていっても良いのか」「整備士の仕事は本当に自分に向いているのか」転職前に一度立ち止まって考えてみても良いでしょう。

これからのキャリアの方向性に悩む方に向けて、自動車整備士に向いている人の特徴を以下にまとめました。

  • 車が好き&車の構造に興味・関心がある
  • 手先が器用で細かい作業が苦にならない
  • 体力・集中力がある
  • 潔癖症ではない
  • 好奇心と探究心がある

各項目について詳しく解説します。

車が好き&車の構造に興味・関心がある

自動車整備士として働くにあたり「車が好き」であることは大前提です。

実際に自動車整備士として働いてる方でも、「車が好き」という気持ちがきっかけで自動車整備士を目指すことになった方も多いでしょう。

しかし自動車整備士として働くには車が好きなだけでなく、車の構造に興味・関心があることも大切です。

自動車整備士の仕事は車の故障を修理したり分解したりと、車の複雑な構造や仕組みの理解が必要不可欠です。

毎日朝から晩まで車と向き合い整備をしないといけないので、車の構造や仕組みに興味がないと仕事が苦痛に感じてしまうでしょう。

時代の流れに合わせて新しい車がどんどん登場しているので、新しい構造を正確に把握して対応できるスキルも必要です。

手先が器用で細かい作業が苦にならない

自動車整備士は細かいパーツを取り扱うことが多いため、手先が器用な方に向いています。

子どものころから図工やプラモデル、機械いじりが好きだった人は自動車整備士の適正があると言えるでしょう。

特に自動車整備士として働き始めてすぐは大きな整備作業よりも細かな作業が中心です。

自動車整備士の仕事を続けていくには一人で黙々と細かい作業をすることが苦にならないタイプの方が良いでしょう。

ただし手先の器用さは経験によっても磨かれていきます。

不器用でも自動車整備士として働きたいという強い熱意があれば、仕事を継続していくことで細かい作業や複雑な作業が上手くなり、作業のスピードも向上するでしょう。

体力・集中力がある

自動車整備士の仕事は、屋外の工場での作業が中心となるため体力勝負です。

夏のうだるような暑さの中重たい荷物を運んだり、冬の凍える寒さの中立ちっぱなしで作業することもあります。

普段しないような体勢で長時間細かい作業をすることもあり、体への負担は非常に大きいでしょう。

また車の整備は地道で単調な作業が多いので、集中力や忍耐力も必要です。

コツコツ取り組むことが苦手な方や単純作業にすぐ飽きてしまう方は、残念ながら自動車整備士の仕事に向いてないかもしれません。

厳しい環境の中でも忍耐強く作業に取り組める体力と集中力は、自動車整備士に必須のスキルです。

潔癖症ではない

自動車整備士は毎日、車のエンジンオイルなどの油で髪や顔、作業着が汚れます。

油汚れは整備という仕事の性質上避けられないものなので、極度の綺麗好きや潔癖症の方には辛いかもしれません。

汚れた作業着は会社で洗濯してくれたりまとめてクリーニングに出してくれるところもあります。

自宅で洗う場合は予洗いが必要だったり、他の衣類と分けて洗濯しないといけなかったりと少しの手間が必要です。

潔癖症ではなく、車をいじることが大好きで整備や修理が楽しいと感じられる方は、仕事の油汚れは仕方ないこととして割り切ることができるでしょう。

好奇心と探究心がある

電気自動車やAIによる自動走行システムの導入など、自動車の技術は日々目まぐるしく進化しています。

自動車整備士は最新の技術を備えた車の整備にも対応できるよう、新しい技術に臆することなく積極的に学ぶ姿勢が求められます。

新しい車の構造や仕組みを知ろうとする好奇心や、さらに知識を深めていこうとする探求心があれば、時代の流れに対応できる自動車整備士になれるでしょう。

上記で紹介したように自動車整備士には様々な資格の種類があります。

上位の資格取得を目指したり、特化できる分野を増やしたりと向上心を持って日々知識やスキルを磨いていくことが大切です。

自動車整備士の転職を成功させる6つのポイント

せっかく転職するのだから、今よりも良い条件の会社に入社したいですよね。

自動車整備士の転職を成功させるためのポイントは以下の6つです。

  1. 希望条件をはっきりさせる
  2. イベントやセミナーに参加してみる
  3. 経歴やスキルは盛らない
  4. 転職理由はポジティブに
  5. 雇用契約を書面でしっかり確認する

ここからは各項目について詳しく解説します。

1.希望条件をはっきりさせる

転職活動を始める前に、どうして今の会社を辞めたいのか、次はどんな会社で働きたいのかを明確にしましょう。

今の会社を辞めたい理由を挙げ、それを元に転職先に希望する条件を決めて優先順位を付けていきます。

条件をあやふやにしたまま転職活動を始めてしまうと様々な求人に目移りしてしまい、結果、満足できる転職ができず早期退職にいたってしまう恐れがあります。

今の会社の何が不満で転職をしたいのかをはっきりさせ、転職先に求める条件を明確にすることで納得のいく転職に繋がるでしょう。

転職サイトを利用すれば専任のアドバイザーがついてくれるので、希望条件について相談できますし、場合によっては条件交渉を行ってくれることもあります。

求人探しや応募に進む前に、一旦立ち止まって自分の希望条件を洗い出すことが大切です。

2.イベントやセミナーに参加してみる

各転職サイトが企画するイベントやセミナーに参加してみることもおすすめです。

開催地は東京・大阪などの大都市が中心ですが、オンラインでも参加できるイベントもあります。

企業に直接話を聞くことで業界や企業について深い知識を得られる上に、ほとんどのイベントが参加費は無料という点も魅力です。

イベントやセミナーに参加することで、改めて自分のキャリアについて考えるきっかけにもなりますし、転職ノウハウを手に入れることもできます。

企業によってはイベントに参加することで書類選考が免除され、選考にすすめることもあります。

3.経歴やスキルは盛らない

履歴書や職務経歴書など書類を作成する際は誇張せず正確に書きましょう。

印象を良くするために経歴やスキルを誇張しても面接の際にばれてしまう可能性が高く、そうなると信頼を失いかねません。

もし面接段階でばれずに採用されたとしても、入社後に任せてもらった仕事が十分にできなかったり知識が足りなかったりして困るのは自分自身です。

経験年数が少なかったり転職回数が多かったりしたとしても、その中で身についた知識や経験は必ずあるはずです。

経歴を詐称すると最悪内定取り消しもあり得るので、必ずありのままを伝えましょう。

4.転職理由はポジティブに

面接では退職理由を聞かれることが多々あります。

転職する本音としては「人間関係が悪い」「残業が多すぎる」などネガティブなものが多いですが、面接の場でそのまま伝えることはおすすめしません。

なぜなら、採用しても同じことが起こればすぐにまた退職してしまうのではと思われたり、単に職場の愚痴と捉えられて印象が悪くなってしまうからです。

職場に抱いている不満の理由を紐解いていくと、自分の仕事観やキャリアプランが見えてきます。

人間関係が悪かった場合は「周囲と協力し合ってチームワークを活かして働きたい」と言い換えてみると、人間関係を円滑に進めて仕事をしていきたいという前向きな姿勢が伝わります。

残業が多すぎた場合は「もっと効率的に仕事を進めたい」「スキルに見合った評価が欲しい」などとポジティブに言い換えてみることで、面接官が納得しやすい理由になります。

ネガティブになってしまいがちな退職理由を深堀りし、ポジティブに言い換えて伝えるようにしましょう。

5.雇用契約を書面でしっかり確認する

入社後のトラブルを防止するためにも、雇用契約は書面できっちりと確認しましょう。

事前に雇用契約を確認していないと、せっかく入社しても「聞いていた条件と違った」「昇給制度について勘違いしていた」など想定外の事実が判明して、すぐに退職してしまうことにもなりかねません。

労働基準法では、労働者に対して一定の労働条件を明示した書面を交付することが決められています。

労働条件通知書には雇用条件として、労働時間や勤務場所、業務内容、残業に関する事項、給与や昇給に関する事項など重要な内容が記載されています。

入社前に自分の目でしっかりと確認し、不明点や疑問があれば企業や担当者に相談しましょう。

自動車整備士から異業種へ転職するには?

すでに整備士で働いている方の中には、整備士以外の別の業界で新たなチャレンジをしたいとお考えの方もいるのではないでしょうか?

ここでは、整備士から異業種にチャレンジをしたい方向けに資格や経験が生かせる転職先や、異業種に転職する際の転職方法についてご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

整備士の資格を生かせる仕事は?

整備士資格は取得の難しい国家資格です。出来れば苦労して取得した資格を生かせる仕事につきたいと考える方も多いのではないでしょうか?

しかし整備士の資格を生かした転職となると、完全な異業種は難しいかもしれません。

その中でも、整備士資格を生かした転職先として以下のような職場は比較的整備士の方に人気と言えます。

  • 公務員
  • 自動車ディーラー
  • カー用品店
  • 自動車整備士学校の講師

上記の職場は完全な異業種ではないですが、現在お勤めの職場と環境が変わる方も多いのではないでしょうか?

また、資格を生かした転職は比較的スムーズに進むこともあり、精神的にも肉体的にも負担が少なく済むこともメリットです。

整備士資格は一生使える強みなので、資格を生かした転職は一度ぜひ検討してみてください。

ここからは紹介した上記の仕事について紹介します。

公務員

自動車整備士の資格を生かし、警察署や市役所の自動車整備士として働く方法もあります。

業務内容は一般的な整備工場とほとんど同じですが、警察署で働く場合は、警察車両の整備をするなど扱う車両が異なります。

公務員は安定した環境で働けることは大きなメリットですが、採用されるには公務員試験に合格する必要があります。

また公務員の自動車整備士は募集自体がとても少ないので、希望する方は採用情報を見落とさないように注意しましょう。

公務員になれば有給休暇や昇給制度、福利厚生も充実しているので、ワークライフバランスをとりながら自動車整備士の仕事を続けることができます。

自動車ディーラー

民間の整備工場で働いていた方は、資格と経験を生かして自動車ディーラーの整備士になる方法もあります。

自動車ディーラーと民間の整備工場の自動車整備士との仕事内容の違いは、点検が中心になることと、板金・塗装の仕事がほとんどないことです。

また扱う車も自動車ディーラーでは系列メーカーのみになります。

自動車ディーラーを運営する自動車販売会社は大企業が多いため、給与や福利厚生は民間の整備工場より恵まれている傾向にあります。

ただし自動車ディーラーは土日が忙しく、カレンダー通りに休むことはできないということは押さえておきましょう。

カー用品店

カー用品店では整備・点検を行っているので整備士の資格を生かして働くことができます。

車や部品に関する知識が必要なため、自動車整備士の経験は大きな強みになるでしょう。

曜日の関係ないサービス業であること、平均年収は一般の自動車整備士よりも低い傾向にあるという点がデメリットです。

自動車整備士学校の講師

募集は多くありませんが、自動車整備士学校の講師になれば整備士の資格を生かして働くことができます。

教員免許は必要なく、2級自動車整備士の資格と3年以上の実務経験があれば講師として働くことができます。

自動車整備の仕事とは違って多くの人と関わる仕事なので、人前で話すことや様々な人とのコミュニケーションが苦手でない方におすすめです。

給与アップも期待でき、土日休みの週休二日制のところがほとんどなので魅力的です。

整備士の経験を生かせる転職先も豊富

整備士の資格を生かしてとなると、どうしても職種は同様になってしまいますが、整備士の経験を生かしてと考えると様々な可能性が広がります。

整備士から異業種へ転職する方には、整備士として培った様々な経験・スキルを元に以下のような職場へ転職される方が多くいます。

  • 自動車ディーラーなどの営業職
  • ITまたは機械系のエンジニア
  • テクニカルライター
  • アジャスター
  • 電気工事士
  • 航空整備士

いずれも仕事内容は新しく覚える必要がありますので、転職後一定の苦労はあるかもしれませんが、整備士として培ったものを発揮して優秀な成果をあげる方は多くいらっしゃいます。

別の職種や業界で働きたいと思う方は、まずあなたの強みや経験・スキルをよく理解した上で力を発揮できる転職先を探すことが重要です。

ここからは上記の仕事について紹介します。

自動車ディーラーなどの営業職

自動車ディーラーの営業職になれば、自動車整備士の知識や経験を生かして働くことができます。

自動車ディーラーの営業は、来店したお客さまの接客を行い希望に沿った車をすすめたり、販売後のアフターフォローを行ったりします。

自動車整備士はこれまでの経験から専門的な目線で車の構造や仕組みについて説明できるので、接客にも説得力があるでしょう。

営業職は自動車整備士よりも基本給が高く、営業結果によってはインセンティブが支給されます。

頑張り次第でどんどん稼げるので、お客さまとのコミュニケーションが得意な方にはおすすめの転職先です。

ITまたは機械系のエンジニア

ITエンジニアはクライアントの要求に沿った最適な仕様のシステム開発を行う仕事です。

システムの設計や構築、プログラム作成、テストを行い、システムを稼働させます。

機械系のエンジニアは機械の保守・メンテナンスを行い、機械に不具合があれば原因を突き止めて解決します。

両者とも扱うものは自動車とは違いますが、クライアントの要求に合わせて仕事を行うことや黙々と作業を行う点は自動車整備士の仕事と近いでしょう。

また常に最新技術について学ぶ必要があるという点も自動車整備士と似ています。

エンジニアの平均年収は一般年収よりも高いため、自動車整備士よりも圧倒的な高収入を期待できます。

テクニカルライター

自動車製品に関する取扱い説明書の作成や編集をするテクニカルライターは自動車整備士からの転職におすすめです。

メーカーから送られてくる車体の仕様書や部品の図面を確認した上で、初めて車に乗る方でも簡単に理解できるような取扱説明書を作成します。

必要資格は特にありませんが、自動車整備士2級以上の知識があればテクニカルライターとして十分働けるでしょう。

テクニカルライターは文書作成が主な仕事なので、文章を書くことが好きな方に向いていると言えます。

土日休みの完全週休2日制の会社が多く、中にはフレックスタイム制を導入している職場もあるのでプライベートの時間をしっかり確保できます。

アジャスター

アジャスターとは、自動車事故を調査して修理費用を算出する仕事で、高収入を望めるため自動車整備士の転職先として非常に人気です。

事故状況や破損個所を綿密に調査し、被害者と加害者の事故費用負担割合や保険会社が支払う保険金の額が本当に妥当なのかを見極めることがアジャスターの大きな役割です。

事故調査では自動車に関する専門的な知識やスキルを求められるため、自動車整備士として働いてきた経験を十分に生かすことができます。

ただし事故の発生時間や顧客の都合に合わせて働くため、残業は多めだという点は押さえておきましょう。

また損害保険会社に所属するアジャスターは全国転勤有りの求人がほとんどです。

アジャスターとして働くには一般社団法人日本損害保険協会が行う「技術アジャスター資格試験」に合格する必要があります。

電気工事士

電気工事士とは電気を利用できるように電気の配線、設備、備品の取り付けを行う仕事で、仕事内容は以下の2つです。

  • 建築電気工事
  • 鉄道電気工事

建築電気工事は一般住宅や事務所、ビルなど様々な建物の屋内屋外電気設備の設計を行います。

鉄道電気工事は電車の安全な運航のため電気設備の点検やメンテナンスを行います。

電気工事士は手先の器用さや集中力、体力が必要になる仕事なので自動車整備士としての経験を生かすことができるでしょう。

電気工事士の資格は学歴や経験を問わず誰でも受験が可能なので、電気や電気工事に興味のある方はチャレンジしてみても良いかもしれません。

自動車整備士と同じく専門的な知識やスキルが重要な仕事なので、興味を持って自ら学んでいく姿勢が大切です。

航空整備士

航空整備士は航空機の整備や点検を行って安全な飛行ができるようにする仕事で、仕事内容は大きく以下の3つに分かれています。

  • ライン整備
  • ドック整備
  • ショップ整備

航空機は機体が大きいので部品点数も多く、分業して整備・点検にあたります。

乗客の安全を守るために整備する点や細かい作業が中心になる点は自動車整備士と似ているので、自動車整備士の適性がある方は航空整備士にも向いているでしょう。

ただし自動車整備士と航空整備士は資格の内容が全く異なるため、改めて航空整備についての知識を学び直して資格試験を受けないといけないません。

学び直しには時間がかかるため、ある程度自動車整備士としてキャリアを積んできた方の航空整備士へのキャリアチェンジは年齢的に厳しい可能性もあります。

整備士から異業種へ転職をするならプロに相談がおすすめ

整備の業界は、資格者が多くある意味特殊な業界です。

そのため他業界の企業に転職を考えた際に、どうしても現在勤めている会社や業界とのギャップを理解するのに苦労してしまうケースが多くあります。

そんな時は、ぜひ転職のプロに相談することを検討してみてください。

様々な業界に精通している転職エージェントは、毎日多くの方の転職をサポートし成功体験を多く目にしているため、確かなノウハウを持っています。

例えば、履歴書・職務経歴書の書き方や面接での受け答えの仕方はご自身の中で確立するまでに多くの時間とお金がかかってしまいますが、転職エージェントを利用することで”コツ”を素早く取り入れることができ、転職活動をスムーズに進めることができます。

また求人の選び方も非常に重要です。

「せっかく転職できたと思ったのにブラック企業だった…」
「思ってた会社と全然違った…」

こういったギャップを生まないためにも、普段から企業の情報に精通している転職エージェントを利用することで、リスクを最小限に止めることができます。

自動車整備士転職サイトの利用方法

自動車整備士の転職サイトの利用方法は以下の5ステップです。

  1. 転職サイトのHPから登録する
  2. キャリアカウンセリングを受ける
  3. 求人を紹介してもらうor自分で検索して応募する
  4. 履歴書や面接対策のサポートをしてもらう
  5. 退職・入社手続きのサポートをしてもらう

各手続きについて紹介します。

1.転職サイトのHPから登録する

転職サイトの公式ページから名前、連絡先、所有資格などを登録します。

後日、担当者から電話またはメールで連絡が来てキャリアカウンセリングの日程を決めます。

キャリアカウンセリングは来社または電話で行うことが多いので、ご自身の都合に合わせて選びましょう。

2.キャリアカウンセリングを受ける

担当者とのキャリアカウンセリングでは勤務地や職種、転職で重視したいことなど条件を細かく聞かれます。

自分の希望条件をしっかりと伝えられるよう、事前に準備しておきましょう。

キャリアカウンセリングで担当者に話したことは応募する会社に伝わらないため、退職理由を聞かれた際はありのまま伝えましょう。

3.求人を紹介してもらうor自分で検索して応募する

担当者から電話やメールで希望条件に合った会社を紹介してもらったり、自分で検索したりして、応募する会社を探します。

担当者から紹介してもらう求人は非公開のものや高条件のものが多いので必ず目を通すようにしましょう。

自分で検索して気になる会社があれば、担当者に伝えることで求人票だけでは分からない詳しい情報を教えてもらえます。

4.履歴書や面接対策のサポートをしてもらう

応募する企業が決まれば、履歴書や職務経歴書を作成します。

転職が初めてで書き方がわからない場合でも、担当者が添削やアドバイスをしてくれるので安心です。

面接対策のサポートもあり、受け答えの方法や内容、当日の服装やマナーなども教えてもらえます。

5.退職・入社手続きのサポートをしてもらう

内定の連絡は担当者を通して行われます。

入社手続きで分からないことがあれば担当者にフォローしてもらいましょう。

また現職の退職手続きのサポートも希望すれば行ってもらえます。

初めての転職で不安な方でも、転職サイトを利用すれば、求人探しから入社まで全ての行程を担当者がお手伝いしてくれるため心強いでしょう。

異業種への転職でおすすめの転職サイト3選

異業種への転職をする際は、できる限り多くの業界を取り扱っている転職サイトがおすすめです。

というのも、例えば営業の仕事をしたいと思った場合、一口に営業職といっても営業の仕方や課せられるノルマなどは企業や業界によって千差万別な為、初期の段階では一体どんな企業を受けるべきなのか検討もつかないでしょう。

そういった時に、多くの業界の求人を取り扱っている転職サイトであれば、数ある中からイメージや希望にあった求人を見つけることができます。

ここでは、異業種へ転職する際におすすめの転職サイトを厳選して3サイトご紹介します。

整備士から異業種へ転職をお考えの際は、ぜひ一度相談をしてみましょう。

自動車整備士の求人・転職サイトでよくある質問Q&A

ハローワークと転職サイトはどちらがおすすめですか??

条件の良い求人をお手軽に見つけたいなら、転職サイトの利用がおすすめです。

もちろん、ハローワークで探す方法も選択肢としては間違いではありません。

しかし、ハローワークの膨大な求人数の中から条件のいい求人を見つけるのは至難の業なので、専門の転職サイトの利用がおすすめです!

ホワイト企業の整備士求人を探すにはどうしたらいいですか??

ホワイト企業の定義にもよりますが、労働条件の良い整備士の求人は近年増加しています。

まずは希望の条件を決め、転職サイトに相談することをおすすめします!

当ページの評価、口コミについて

当ページでは、以下の方法で独自に調査を行っています。

調査方法
  • 調査方法:インターネットアンケート調査
  • 調査日 :2023年1月6日以降、複数回
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この記事を書いた人

iijimaのアバター iijima 代表取締役

新卒でミドル層に特化した転職エージェントに就職後、IT業界や福祉業界、建設行界、士業などに特化をした人材紹介事業の立ち上げを担当。その後求人メディアや転職口コミサイトの運営企業でデジタルマーケティングを担当し、株式会社アルセを創業。
保育士に特化をした転職支援事業を運営しながら、これまでに経験した転職エージェントでのノウハウや、求人サイトを利用する際のポイントを紹介しています。

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