「第二新卒におすすめの転職サイトってどこ?」「第二新卒の転職は難しい?」とお悩みの方もいるでしょう。
第二新卒の転職を成功させるには、自分に合った転職サイトを選ぶことが大切です。
本記事では、第二新卒におすすめの転職サイトと選び方、有効な活用法を紹介します。
また第二新卒を取り巻く転職状況や第二新卒の転職を成功させるコツも詳しく解説しています。
第二新卒の転職を成功させたい方はぜひ参考にしてみてください。
第二新卒におすすめの転職サイトランキング
第二新卒におすすめの転職サイトを紹介します。
サイトごとにそれぞれに強みがあるので、自分に合ったサービスを見つけてくださいね。
ハタラクティブ
ハタラクティブはレバレジーズ株式会社が運営する、第二新卒や既卒、フリーター向けの就職支援サービスです。
正社員を目指したい20代に特化しており、職歴がなかったり経験が浅かったりする方のサポートを得意としています。
未経験OKの若年層向け求人が全体の約8割を占め、紹介される企業はスキルではなくポテンシャルで評価してくれるところがほとんどです。
書類添削や面接対策は一社ずつマンツーマンで行うため、丁寧に選考対策を進めていけることも嬉しいポイントです。
プロによる徹底的なサポートで書類通過率は96%以上。内定率は80%以上を誇り、利用者の8割が大企業に就職しているという安心の実績があります。
「新卒で就職したけどすぐに辞めてしまった」「就職したことがなくスキルがない」といった方におすすめのサービスです。
キャリアスタート(第二新卒)
キャリアスタートは20代の若手に特化した転職支援サービスです。
長年の転職支援で培われたノウハウを活かしたサポートで、内定率は86%、定着率は92%と20代の転職を成功へ導く確かな実績があります。
第二新卒・既卒・フリーターを専門とした転職サービスのため、スキルや経験に自信のない方を積極的に採用している企業を多数紹介しています。
転職後の年収アップ率は83%と高待遇案件の求人が多いので、転職を機に給料アップを目指したい方にぴったりのサービスです。
またキャリアスタートでは「転職交流会」が毎月開催されており、第二新卒やフリーター同士が情報交換できる場となっています。
キャリアスタートの求人は都内を中心とした関東エリアの案件が多いため、関東在住の方、都内で就職したい方におすすめです。
DYM就職
DYM就職は第二新卒や既卒、フリーターの転職支援を専門とする転職サイトです。
経歴や学歴は問わず、第二新卒や既卒、フリーターなど20代の若手を積極的に採用している企業だけを紹介しています。
DYM就職で紹介する企業は研修制度が充実している求人が多く、職歴やスキルに自信のない方でも安心して就職できます。
東証プライム上場企業、トップベンチャー企業等DYM就職が厳選した優良企業を取り揃えているため、職場環境の良い企業で働きたいという方におすすめです。
DYM就職は手厚いサポートも魅力で、やりたいことがわからない方でもエージェントが一緒にあなたの適性に合った仕事を見つけてくれます。
「寄り添う就職」を掲げており、就職できるまで二人三脚でサポートしてくれるので、初めて就職活動する方でも安心して進めていけます。
第二新卒が転職サイトを選ぶポイント
第二新卒向け転職サイトを選ぶ際には以下の3つのポイントを押さえましょう。
- 第二新卒向け求人に特化したサイトを選ぶ
- エリアや希望条件に合う求人があるサイトを選ぶ
- エージェント機能がある転職サイトを選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
第二新卒向け求人に特化したサイトを選ぶ
転職サイトには、幅広い業界を取り扱う総合型と、特定の業界や年代に特化した特化型のサービスがあります。
第二新卒が転職サイトを選ぶ際には、第二新卒に特化した転職サービスを選びましょう。
第二新卒に特化した転職サイトでは、将来性のある若手が欲しいと考えている企業の求人を多く取り揃えています。
一般的な中途採用では即戦力が欲しいと考えている企業が多いため、前職をすぐに辞めてしまった第二新卒は不利になりがちです。
しかし第二新卒向け転職サイトで紹介している企業はスキルや経験よりもポテンシャルや伸びしろを重視しているため、第二新卒でも十分に転職を成功させることができます。
新卒で就職した業界と同じ業界への転職を考えている方は、第二新卒向け転職サイトだけでなく特定の業界に特化した転職サイトを利用しても良いでしょう。
エリアや希望条件に合う求人があるサイトを選ぶ
転職サイトは、首都圏の求人を中心に扱っているものや各地方都市に拠点があるものなどサイトごとに取り扱いエリアが異なります。
地方に住んでいるのに首都圏に強い転職サイトに登録しても、選べる求人が少なく転職活動の効率が悪くなってしまいます。
そのため自分の住んでいるエリアや希望するエリアの求人を多数取り揃えている転職サイトを選ぶようにしましょう。
第二新卒向け転職サイトのなかには、都内での就職を目指す方に向けて住居面のサポートや相談に対応しているサービスもあります。
正社員を目指したい方は正社員求人が多いサイトを利用するなど、エリア以外でも個別の希望条件に合う求人が豊富なサイトを選ぶことが大切です。
エージェント機能がある転職サイトを選ぶ
転職サイトには、求人広告型サイトとエージェント型サイトの2種類あります。
求人広告型 | サイトに掲載されている求人から気に入った求人案件を探し、自分で応募して転職活動を進める |
エージェント型 | 専任のアドバイザーがついてくれ、求人探しから内定までサポートしてもらえる |
それぞれメリットデメリットがありますが、第二新卒の方はエージェント型の求人サイトを利用することをおすすめします。
第二新卒の方は初めて転職する場合がほとんどのため、転職ノウハウが豊富なプロのアドバイザーにサポートしてもらった方が効率的に進められるからです。
また第二新卒での転職でミスマッチが起きると、早期退職を繰り返すことになってしまうリスクがあります。
早期退職を繰り返してしまうと今後の転職も不利になってしまうため、第二新卒の転職はプロのアドバイスを参考にしながら慎重に進めましょう。
エージェント型サイトでは、丁寧なカウンセリングであなたの適性を見極めた上で求人を紹介してもらえるためミスマッチを防ぐことができます。
「一人で転職活動を進めるのが不安」「転職を失敗したくない」と考えている方は、サポートの手厚いエージェント型の転職サイトを利用しましょう。
第二新卒の転職事情とは
新入社員に近い位置づけとして「第二新卒」という別枠を設け、積極的に採用を行う企業が増えてきています。
第二新卒での転職を考えている方に向けて、第二新卒を取り巻く転職事情を紹介します。
よくある第二新卒の転職理由
転職理由は個人の事情や価値観によって様々ですが、第二新卒によくある転職理由とは何でしょうか。
厚生労働省の「若者雇用の現状と対策」によると、初めて勤務した会社をやめた主な理由として以下の3つが上位を占めています。
- 仕事が自分に合わない
- 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった
- 賃金の条件がよくなかった
入社後に仕事内容や労働条件についての認識のずれがあった場合、退職に繋がることが多いということが分かります。
参考:若年者雇用を取り巻く現状|厚生労働省
第二新卒の転職は難しい?
第二新卒の転職が難しいと言われる理由は、新卒で入社した会社を早期退職していることでネガティブなイメージがあるからです。
実際十分な経験を積む前に退職してしまっているため、即戦力として転職することは難しいかもしれません。
しかし労働人口が減少し、人手不足で悩む企業が多い現在、スキルや経験ではなく将来性を見込んで若者を採用したいと考えている企業は増えています。
また入社3年以内の離職者の割合は例年30%前後を推移しており、第二新卒にあたる転職者は毎年一定数います。
なお、令和2年度の厚生労働省の調査によると新卒で入社した企業を3年以内に離職する大卒者は31.2%でした。
難しいと考えられている第二新卒の転職ですが、毎年一定の需要と供給がある市場のため、適切な対策をすれば転職を成功させられる可能性は十分にあります。
参考:新規学卒就職者の離職状況を公表します|厚生労働省
企業が第二新卒を求める理由
実は第二新卒の採用には新卒採用やキャリア採用にはないメリットがあり、なかにはあえて第二新卒を採用したいと考えている企業もあります。
企業が第二新卒を求める理由は以下の通りです。
- 最低限のビジネスマナーが身についているため、教育コストが少ない
- 「次の会社では長く勤める」覚悟を持っている人が多く、就業意欲が高い
- 前職の慣習に染まっていないため、柔軟で適応力が高い
第二新卒は一度就業している経験があるため、新卒ほどの教育が必要なくコスト削減につながります。
また一度早期離職してるからこその就業意欲の高さや、経験が少ないからこその柔軟性は企業にとって第二新卒を採用するメリットになります。
企業側が第二新卒を求める理由を知っておくことは、これからの転職活動をスムーズに進めていくためのヒントになるでしょう。
転職後の給料は下がってしまう?
第二新卒で転職すると給料は下がってしまうのか、気になる方もいるでしょう。
厚生労働省の「令和2年転職者実態調査の概況 転職者の労働条件の変化」から第二新卒世代にあたる20代の転職後の賃金の変化を紹介します。
転職による労働条件(賃金)の変化 | |||
年齢 | 増加した | 変わらない | 減少した |
20〜24歳 | 46.5% | 18.1% | 33.2% |
25〜29歳 | 46.3% | 20.1% | 33.0% |
転職後に給料が上がった20代は4割以上いることが分かります。
このデータには数年経験を積んでキャリアアップのために転職した20代も含まれているので、本当に第二新卒だけに絞ると給料アップの割合は少し減るかもしれません。
しかし第二新卒で転職したら必ず給料が下がるというわけではありません。
一時的に給料が減ったとしても、昇給制度が充実している企業に転職すれば、生涯年収が前職よりアップするということもあります。
参考:令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省
第二新卒で転職するメリット4つ
第二新卒で転職することには以下の4つのメリットがあります。
スキルよりもポテンシャルを重視してくれる
- 未経験・異業種にも転職しやすい
- 給料アップできる可能性がある
- 同業種であれば即戦力をアピールできる
それぞれ詳しく解説します。
スキルよりもポテンシャルを重視してくれる
第二新卒の転職では、スキルや経験よりもポテンシャルや将来性を重視してもらえることが大きなメリットです。
第二新卒は社会人経験が短いため、転職活動でアピールできる業務スキルは少ないでしょう。
しかし第二新卒を求めている企業側はそのことを理解した上で採用活動を行っています。
第二新卒はキャリア採用のように具体的にどんな業務ができるかということよりも、仕事に対する熱意や姿勢などポテンシャルに期待されているのです。
スキルや経験が評価されないということは、新卒就活のように書類選考や面接が重要になってきます。
転職サイトではプロのアドバイザーに選考対策のサポートをしてもらえるため、書類や面接が苦手な方、第二新卒の転職活動を有利に進めたい方におすすめです。
未経験・異業種にも転職しやすい
第二新卒向けの求人には「未経験歓迎」のものが多数あるため、業界を変えて転職することも難しくありません。
上述したように第二新卒を求めている企業は具体的な仕事のスキルよりも、その人の持っているポテンシャルや将来性に期待して採用します。
新卒で飛び込んだ業界が合わなかった場合、第二新卒枠で転職すれば全く異なる業界や職種にもチャレンジできる可能性があります。
未経験・異業種への転職は年齢が上がるにつれ難しくなるため、業界自体を変えたい方は第二新卒の今こそ転職のチャンスと言えるでしょう。
給料アップできる可能性がある
新卒で入社した会社の給料が少ないことが理由で転職を考えている方もいるでしょう。
給料アップを目指す場合、同じ業界で給料の高い企業に転職することも一つの方法ですが、元々の賃金ベースが高い業界へ飛び込む方法もあります。
もし今の業界にこだわりがないのならば、未経験でもチャレンジしやすいという第二新卒のメリットを活かして、働く業界自体を変えてしまっても良いかもしれません。
参考までに、厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況 産業別にみた賃金」から、平均賃金の高い業種を紹介します。
1位 | 電気・ガ ス・ 熱供給・ 水道業 | 419.7千円 |
2位 | 学術研 究、専門・ 技術サー ビス業 | 386.9千円 |
3位 | 金融業、保険業 | 383.5千円 |
4位 | 教育、 学習支援業 | 373.9千円 |
5位 | 情報通信業 | 373.5千円 |
未経験・異業種に転職しやすい第二新卒のメリットを最大限に生かせば、年収アップも十分可能です。
参考:令和3年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省
同業種であれば即戦力をアピールできる
仕事内容に不満はないけれど、人間関係が苦痛だったり職場環境が悪かったりという理由で転職を考えている方もいるでしょう。
ポテンシャル採用がメインの第二新卒ですが、同じ業界の企業へ転職する場合は実務経験があるため即戦力をアピールすることができます。
厚生労働省による「若年者雇用を取り巻く現状 採用選考での重視項目」によると、新卒に実務経験を求める企業は0.8%でしたが、第二新卒に実務経験を求める企業は9.6%と僅かながら増えています。
新卒で入社した企業と同じ業界・職種を希望する場合は、実務経験を転職先でどう生かすかアピールすることで選考に有利になるでしょう。
参考:若年者雇用を取り巻く現状|厚生労働省
第二新卒で転職はやめとけ?デメリット3つ
第二新卒での転職にはメリットもありますが、反対にデメリットも存在します。
第二新卒の転職のデメリットは以下の3つです。
- 転職理由を深堀りされる
- 社会人経験が短くスキルが不足してる
- 第二新卒枠がない企業がある
それぞれ詳しく解説します。
転職理由を深堀りされる
新卒で入社した企業を早期離職している第二新卒は、企業から「採用してもまたすぐに辞めるのではないか」と思われるリスクがあります。
企業としてもせっかくコストをかけて採用する人材にすぐ辞められると困るので、採用は慎重にならざるを得ません。
そのため第二新卒の面接では、転職理由を深掘りされることが多いでしょう。
転職理由はどうしても前職の愚痴などネガティブな内容になってしまいがちですが、面接の場でそのまま伝えることはおすすめしません。
転職理由を考える際は「面接官にどう思われるか」企業側の視点に立つことが大切です。
納得してもらえる転職理由をもとに、すぐに辞めない存在であることをアピールしましょう。
第二新卒向け転職サイトのアドバイザーに相談し、プロのアドバイスを受けながら転職理由を練ることをおすすめします。
社会人経験が短くスキルが不足してる
第二新卒は社会人経験が数カ月〜数年と短いため、即戦力となるスキルはほとんどありません。
そのため応募時に経験豊富なライバルがいると、スキル不足で落とされてしまう可能性があります。
第二新卒がスキル面で経験者に勝つことは難しいので、若者を積極的に採用したいと考えている企業に応募しましょう。
第二新卒向け転職サイトには「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」など、スキルを重視しない求人が多く掲載されています。
また第二新卒はあくまで中途採用のため、新卒のような手厚い研修制度がない場合もあります。
一度は就職した経験のある第二新卒は、基本的なビジネスマナーや仕事のやり方など社会人としての姿勢が身についているという前提で採用されるからです。
採用後、業務についていけるか不安な方は、研修制度が整っている求人を探すようにしましょう。
第二新卒枠がない企業がある
全ての企業が第二新卒枠を設けているわけではありません。
第二新卒枠がない企業にはキャリア採用枠で応募するしかないため、経験の少ない第二新卒はスキル面で不利になってしまうでしょう。
そもそもキャリア採用の場合「営業経験3年以上」など実務経験が応募条件になっていることも多いので、応募すること自体が難しいかもしれません。
ポテンシャルや将来性を見てくれる企業に応募することが、第二新卒の転職を成功させるポイントです。
第二新卒枠がないけどどうしても入りたい企業がある場合は、一旦第二新卒枠のある別の企業で経験を積んでから転職する方法もあります。
転職サイトではこのような将来的なキャリアプランの相談をすることもできるので、自分のキャリアを長い目で見て転職活動の方向性を決めていきましょう。
第二新卒の転職活動を成功させるコツ
第二新卒は一度早期離職しているため、次の企業では長く働きたいと思っている方が多いでしょう。
第二新卒の転職活動を成功させるコツを紹介します。
新卒の就活との違いを知る
第二新卒の就活を成功させるためには、新卒の就活との違いを押さえておくことが大切です。
第二新卒と新卒では就活の流れや企業から期待されていることが異なります。
新卒採用は4月入社に向けて4年生の夏ごろ一斉に行われますが、第二新卒の採用は1年を通して行われているため入社時期がばらばらです。
第二新卒の採用は企業が人材を確保したいタイミングで行われるので、行きたい企業が求人を出していたらなるべく早めに応募する必要があります。
また第二新卒は短いながらも社会人経験があるため、基本的な社会人スキルを身につけていることを期待されています。
さらに、周囲に流されて就活する新卒とは違い、第二新卒で転職する人は自分の考えややりたいことをしっかりと持っている方が多いでしょう。
そのため第二新卒には受け身ではなく、主体性をもって仕事に取り組む姿勢や熱意が求められています。
新卒の就活との違いを把握し、第二新卒ならではの強みをアピールしましょう。
転職の目的を明確化する
転職後に「前の会社のほうが良かった」と後悔することのないよう、転職する目的を明確にしておくことが大切です。
転職を考えている方は今の会社に何かしら不満を抱えている方がほとんどです。
転職する目的を明確化させるため、自分は転職でどんな点を改善させたいのかを考えましょう。
仕事内容、給料、残業時間、人間関係など改善させたいものの優先順位をつけることで、次の会社を選ぶ基準も見えてきます。
また、そもそも本当に転職することがベストなのかを考えることも大切です。
自分なりに工夫したり上司に相談したりして、転職せずに解決できる方法がないのかを探ってみましょう。
どうしても改善できないと判断した場合は、その点を改善することを目的として転職活動を行うと良いでしょう。
転職する目的が明確でないとまた早期離職に繋がってしまう可能性があるため、しっかりと考えることが大切です。
自己分析で経験やスキルの棚卸しをする
第二新卒は一度就職した経験があるからこそ、新卒時よりも自身の適性や仕事観を具体的に認識できるようになっているはずです。
転職後のミスマッチを防ぐため、自己分析は徹底的に行いましょう。
- 仕事において自分が何を重要視しているのか
- どんな働き方をしたいのか
- 今の仕事で得た経験やスキルは何か
- 転職で実現したいことは何なのか
今の会社を退職したい理由を深堀りすることで、仕事において自分が何を重要視しているのかが見えてきます。
そこからプライベートも含めた自分の理想の働き方や仕事観を洗い出していきましょう。
今の仕事でどんなことを経験したのか、どんな知識やスキルを得たのかを分析することも大切です。
特に同じ業界・職種で転職を考えている方は、今の仕事で身についた経験やスキルの棚卸しをしっかりとしておきましょう。
すぐに辞めてしまったからスキルは何も身についていないと感じている方もいるかもしれません。
具体的な実績はなくても、業務に対する心がけや意欲、自分なりの工夫の仕方、課題を解決するためにどのように行動したのかなどを掘り下げていきましょう。
自分の経験や内面を徹底的に分析することで、志望動機を考えやすくなりますし、転職のミスマッチを防ぐことにも繋がります。
退職理由はポジティブに変換する
面接の場で「給料が低かったから」「人間関係のトラブルで」などネガティブな退職理由をそのまま伝えることは控えましょう。
前の会社の愚痴を言うことであなた自身の印象も悪くなってしまいますし、転職後に同じことが起こればまたすぐに辞めてしまうのでは?と思われてしまいます。
特に一度早期離職している第二新卒は、「退職理由」が非常に重要視されます。
企業は長く勤めてくれる人を採用したいため、すぐに辞めてしまいそうな人は採りたくないからです。
ネガティブになりがちな退職理由ですが、面接の場ではポジティブに言い換えることが大切です。
例えば「給料が低い」ことが退職理由であれば「自分が挙げた成果を実感しながら働きたい」など正当な評価が欲しいと言い換えればネガティブなイメージを払拭できるでしょう。
退職理由を前向きな内容に変換することで、志望動機にも繋げることができるでしょう。
転職活動は在職中に行う
余程の理由がない限り、転職活動は在職中に行いましょう。
退職後の方が時間に余裕があるので転職活動に集中できると思われるかもしれませんが、意外とそうでもありません。
無職の期間が続くと転職活動をすることがめんどくさくなってしまったり、収入がないことで焦って転職先を決めて失敗してしまうリスクがあります。
転職活動を始める時期は2〜3月、7〜8月がおすすめです。
ボーナスの支給後なので金銭的な余裕もあり、新年度が始まる4月や下半期がスタートする9月入社に合わせて求人も増えるからです。
第二新卒の転職サイトを有効に活用する方法
第二新卒の転職サイトを有効活用するためには以下の3点を押さえておきましょう。
- 複数の転職サイトに登録して比較する
- 経歴やスキルは正直に伝える
- 担当者と会わない場合は変更してもらう
それぞれ詳しく解説します。
複数の転職サイトに登録して比較する
転職サイトは2社以上に登録し、比較検討しましょう。
転職サイトによって取り扱っている求人が異なり、なかには登録しないと見られない非公開求人もあります。
非公開求人のなかには一般公開すると応募者が殺到してしまうような高条件のものも珍しくありません。
複数の転職サイトに登録することで様々な求人を網羅することができ、転職先の選択肢も広がります。
また転職サイトごとに検索のしやすさやサポート体制、情報コンテンツ等の違いもあります。
人によって使い心地は異なるので、実際に使ってみながら自分に合うサービスを選ぶことをおすすめします。
経歴やスキルは正直に伝える
選考を有利に進めたいからと面接で見栄を張り、自分の経歴やスキルを誇張して伝えることはやめましょう。
面接官はこれまで何人もの応募者を面接してきているため、嘘はすぐに見抜かれてしまいます。
嘘をついたことがバレたら信用を失しますし、最悪内定取り消しの可能性もあります。
もしも嘘がバレずに入社できたとしても、実際に仕事をしていくなかでスキル不足が露呈してしまうこともあるでしょう。
また転職サイトの担当者にも経歴やスキルについての嘘はつかないようにしましょう。
カウンセリングのなかで嘘がバレてしまう可能性が高く、嘘をついたという事実からリスクのある人材と見なされて求人紹介をしてもらえなくなることもあります。
人としての信頼に関わる問題なので、経歴やスキルはありのままに伝えるようにしましょう。
担当者と会わない場合は変更してもらう
エージェント型の転職サイトでは専任のアドバイザーがついてくれ、内定までサポートしてくれます。
担当者と二人三脚で転職活動を進めていくことになるため、担当者との相性は非常に重要です。
担当者と相性が悪い場合、伝えた条件に合わない求人を紹介されたり、話し方が高圧的で不快になったり、連絡スピードに違和感があったりと転職活動を進めるうえでストレスになってしまいます。
また担当者のことを信頼できないと相談もしにくいので、転職を成功させることが難しいでしょう。
担当者と合わないと感じた場合は、遠慮せずに変更を申し込みましょう。
担当者に直接「他のアドバイザーの方の意見も伺いたい」と変更をお願いするか、言いにくい場合は公式HPの問い合わせから変更したい旨を伝えても良いでしょう。
転職を成功させるには、相性の良い担当者のサポートで転職活動を進めていくことが大切です。
第二新卒の転職サイト利用の流れ
第二新卒向け転職サイトの利用の流れを紹介します。
- 転職サイトから登録
- 担当者と面談
- 求人の紹介
- 書類添削や面接対策
- 入社手続きや退職手続き
どんな流れで進んでいくかを知っておくことで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。
1.転職サイトから登録
まずは公式サイトから個人情報を入力します。
項目は氏名や住所、勤務地、現在の年収など、数分で完了する内容です。
登録後はメールまたは電話で連絡がくるので、面談の日程を調整します。
面談は対面、電話、オンライン通話などで行います。
2.担当者と面談
調整した面談日に担当者と面談をします。
転職理由や希望条件、今後のキャリアプランなどを伝えます。
担当者は面談での情報をもとに求人を紹介してくれるため、正直に伝えることが大切です。
「やりたいことが分からない」などキャリアについて悩んでいることなどがあれば何でも相談してみましょう。
3.求人の紹介
担当者が希望条件に合った求人を紹介してくれます。
求人情報は細部まできちんと確認し、不明点や気になる点があればその都度担当者に質問しましょう。
非公開求人は高条件のものが多いので見逃さないようにしましょう。
4.書類添削や面接対策
気になる求人が見つかれば、応募します。
応募後は、書類や面接などの選考対策をサポートを受けることができます。
退職理由や志望動機、自己PRの作り方が分からない方は、担当者に相談してみましょう。
転職サイトのなかには模擬面接をしてくれるところもあり、面接が苦手な方におすすめです。
5.入社手続きや退職手続き
無事に内定が出た後は入社日の調整や手続きのサポートをしてもらいます。
自分一人ではなかなか言い出しにくい入社後の条件交渉もしてもらえるため安心です。
退職に関するサポートを受けることもできるので、必要な方は相談してみましょう。
第二新卒の転職で大手企業にいける?
第二新卒でも大手企業へ転職することは可能です。
転職サイトでは大手企業の求人案件も多数紹介しています。
ただし「ただ大手に入りたい」という漠然とした志望動機では、内定を得ることは難しいかもしれません。
なぜその企業に入りたいのか、そこの企業で何を実現したいのかを明確にして転職活動を進めることが大切です。
第二新卒の転職におすすめの時期は?
転職活動を始める時期は2〜3月、7〜8月がおすすめです。
ボーナスの支給後なので金銭的な余裕もあり、新年度が始まる4月や下半期がスタートする9月入社に合わせて求人も増えるからです。
ただし企業の採用自体は1年を通して行われています。
転職を考えている方は定期的に求人をチェックして、自分の希望に合いそうな求人がないか探すようにしましょう。
第二新卒の転職がやばいと言われる理由は?
第二新卒の転職がやばいと言われている理由は、新卒で入社した会社を短期間で辞めているという事実にあります。
企業は長く勤めてくれる人材を採りたいため、入社後数カ月〜数年で退職した人材はリスクがあると思われてしまう傾向にあるのです。
ただし第二新卒での転職は珍しいものではなく、採用する企業側にも教育コストがかからないなどメリットがあります。
第二新卒向け転職サイトには「第二新卒歓迎」「未経験歓迎」の求人がたくさんあるので、第二新卒での転職を考えている方はぜひ利用してみましょう。
本記事の参考サイト
若年者雇用を取り巻く現状|厚生労働省
新規学卒就職者の離職状況を公表します|厚生労働省
令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省
令和3年賃金構造基本統計調査の概況|厚生労働省
若年者雇用を取り巻く現状|厚生労働省