リゾートバイトは全国各地のリゾート地・観光地で働けて、効率よくお金を貯めることができる魅力的なアルバイトです。
しかし長期間知らない土地で住み込みで働くため、「リゾートバイトって危なくないの?」「一人参加は不安…」と感じている方も多いでしょう。
本記事ではリゾートバイトをしたいけど危なくないか心配…といった方に向けて、リゾートバイトは本当に危ないのか、危ないと言われる理由、危ない勤務先を避ける方法を紹介します。
ぜひリゾートバイトを始める前の参考にしてみてください。
リゾートバイトは危ないって本当?
リゾートバイトについてインターネットで調べると「危ない」「やめとけ」といったワードが出てくるので、不安に思っている方もいるかもしれません。
特にリゾートバイト初心者だと、知らない人たちの中でやっていけるか心配だったり、リゾートバイト中の生活がいまいちイメージできず一歩が踏み出せないといった方もいるでしょう。
しかしリゾートバイトは、個室タイプの寮があったり、男女の寮はきちんと分かれていたり、職場と寮が遠い場合は送迎があったりと安全な環境が整っていることがほとんどです。
人間関係についても、派遣会社を通して就労すれば担当者が間に入ってくれるので、むしろ一般的なアルバイトより恵まれていると言えるかもしれません。
ただ、どんな仕事でもそうですが絶対にトラブルは起きないとは言い切れないので、本記事で紹介する派遣会社選びや仕事選びのポイントをしっかりおさえておきましょう。
女性や一人参加も多い
ビーチやスキー場で働くイメージから、リゾートバイトは若者がグループで参加するものといった印象を持たれがちですが、実は参加者の性別・年齢は様々です。
リゾバ.comの調査によると、リゾートバイトの男女比はほとんど1:1で、女性の参加も一般的です。
また一人でリゾートバイトに参加している割合は半数以上で、一人参加の方が多数派であることが分かります。
年齢層に関しても10代・20代・30代が8割を占めますが、見方を変えると5人に1人は40代以上です。
リゾートバイトは女性や一人参加、40代以上の方もたくさんいることが分かります。
「一人参加は危険かも」「女性だから危ないのでは?」といった理由でリゾートバイトを諦める必要はありません。
参考:1人でも問題ない?知っておきたいリゾートバイト応募者の実情|リゾバ.com
リゾートバイトが危ないと言われる理由
リゾートバイトでは安全な環境やサポートがあることが一般的ですが、中には危ないと感じる職場があることも事実です。
リゾートバイトが危ないと言われる理由として次のものが挙げられます。
- 寮と勤務先が遠いと夜道が危険
- 相部屋や盗難被害の可能性
- 人間関係のトラブル
- パワハラ・セクハラに遭うリスク
危ないと言われる理由を把握しておくことで、仕事選びや勤務中の心構えのヒントになるでしょう。
寮と勤務先が遠いと夜道が危険
ホテルや旅館に勤務するリゾートバイトでは、退勤が22時以降の深夜になることも珍しくありません。
勤務先の施設と寮との距離が遠いと、夜遅くに人通りのない道を10分も20分も歩かないといけないので怖いと感じる方も多いでしょう。
山の中にある施設の場合、熊や鹿など野生動物に出くわす可能性もあります。
なるべく寮と勤務先の施設は近いほうが、危険を感じるリスクを減らせるでしょう。
寮と勤務先が離れている場合でも、寮までの街灯が整備されていたり送迎してもらえたりする職場もあります。
寮は遠いけどどうしても働きたい職場がある場合は事前に確認してみると良いでしょう。
相部屋は盗難被害の可能性
相部屋の場合、貴重品の管理は徹底していないと盗難被害に遭うリスクがあります。
相部屋では、どちらかが鍵を持って行くのを忘れると鍵を持っている人が帰ってくるまで部屋に入れないため、鍵を開けっぱなしにすることも珍しくありません
鍵をかけていないことを他のスタッフが把握していて、誰もいない隙に侵入される恐れがあります。
また同居人本人や同居人が連れ込んだ友人が盗んだりする場合もあります。
盗難被害に遭ってしまった場合、警察に被害届を出しても犯人を特定することは難しいので盗まれたものが返ってくる可能性は低いでしょう。
なるべく個室を選ぶ、相部屋でも鍵は必ずかける、多額の現金を持って行かないなど自衛することが大切です。
人間関係のトラブル
リゾートバイトは全国各地からさまざまな人が参加します。
初対面の人たちと一緒に働き、寝食を共にするので、気の合う友人ができることもありますが、合わない人がいる可能性もあります。
合わないなら合わないであまり関わりを持たず過ごせたら良いのですが、職場だけでなく部屋も同じだと休まる暇がなくストレスを抱えてしまうでしょう。
特に一人の時間がないと心が休まらないタイプは、できる限り個室を選ぶことをおすすめします。
また異性との出会いを一番の目的に、リゾートバイトに来ている人もいます。
特に女性は、誰彼構わず声をかけて連絡先を聞いたり部屋での飲み会に誘ったりしている男性には注意しましょう。
リゾートバイトでは基本的に男女の寮は別で行き来も禁止されているので、そういったルールを無視する相手とは関わらない方が賢明です。
友人や恋人ができることもリゾートバイトのメリットですが、付き合う相手は慎重に選びましょう。
パワハラ・セクハラに遭うリスク
リゾートバイトは期間限定の仕事のため、「すぐに辞めるから」という理由で仕事を十分に教えてもらえなかったり、かといってミスをすると怒鳴られたりとパワハラを受ける可能性があります。
特に派遣を受け入れ慣れていない職場だと、マニュアルがなく対応が雑になってしまうこともあるでしょう。
またレストラン会場の仕事では、酔っぱらったお客さんにセクハラを受ける可能性もあります。
ただこういったパワハラ・セクハラはリゾートバイトに限らずどんなバイトでも起こり得るリスクでもあります。
リゾートバイトの場合は間に派遣会社のスタッフが入ってくれるので、職場の上司に言いにくいトラブルは派遣会社の担当者に相談しましょう。
リゾートバイトで危ない経験をしたことがある?(アンケート調査)
転職エージェントナビでは、リゾートバイト経験者に向けて「リゾートバイトで危ない思いをしたことがありますか?」というアンケートを実施しました。
リゾートバイトで危ない経験やトラブルを経験したことがある人は約4割ほどで、男女間のトラブルが多い傾向にあります。
実際のトラブル体験談もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【調査結果】リゾートバイトで危ない経験をしたことがありますか?

【調査結果】どんなトラブルに遭遇したことがありますか?

リゾートバイトの危ないトラブル体験談

地方のリゾートホテルで配膳の仕事をしていたのですが、そのとき一緒の職場にいた独身の40代男性につきまとわれてとても怖かったです。
具体的には、レストランでお客様の待機をしていると、気が付かないうちに真後ろに立っていて腰のあたりを押さえてきたり、時間のあるときはいつもいつも見ていて、目線があうとニヤニヤしていました。



同僚にお財布を盗難されました。
リゾートバイトの派遣会社が間に入って解決をしましたが、とても嫌な思い出です。



学生時代に栃木県のリゾートホテルのバイトスタッフとして働いたことがあります。
寮まで10分ほど山道を歩いて帰ることがあったのですが、どこからか「ガザガサ」という音がして熊の親子が出てきました。
とっさにテレビで観た時にやっていた「熊と遭遇してしまったら、熊の目を見ながらゆっくりと動く」を実践して事なきを得ましたが、怖い体験でした。



リゾートバイトは、恋などが芽生えてもおかしくはない状況ですが、複数の男性とお付き合いをしてそのまま性病をまん延させた女性がいました。



とても良くしてくれていた上司が、最終日に景色が良いところに連れて行くよと言われたので、二人きりでドライブに出かけましたが、車中で何度も関係を迫られました。



私が働いていたところでは女性のスタッフが多くいて、男性は少なかったのですが、1人すごくモテる男の子がいて話しかけるだけで周りの嫉妬が酷かったのを覚えています。
アンケート実施概要
・調査対象:リゾートバイトを経験したことのある男女
・調査日 :2023年7月25日〜 複数回
・調査方法:インターネット調査
・調査人数:21人(女性:14人, 男性:7人)
※本アンケート結果を引用する場合は「転職エージェントナビ」のURL( https://a-rce.co.jp/career-agent-navi/ )を使用してください。
後悔しない!リゾートバイトで危ない勤務先を回避する方法
せっかく参加するリゾートバイト、リスクやトラブルはできるだけ回避したいですよね。
リゾートバイトで危ない職場を選ばないようにするためには、次の点に注意して仕事を選ぶことが大切です。
- 寮の周辺環境を確認する
- 男女別棟・個室タイプの寮を選ぶ
- 職場の男女比や年齢層を確認する
- 延長率&満了率の高い仕事を選ぶ
- 信頼できる派遣会社を通して仕事を探す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
寮の周辺環境を確認する
応募前には寮の周辺環境をよく確認し、なるべく寮と勤務先が近い仕事を選びましょう。
ホテルや旅館などがある観光地は田舎なことも多いため、周辺に何もないことも珍しくありません。
上述したように、寮と勤務先が遠いと危険な目に遭ったり怖い思いをするリスクが高まります。
ただし寮と勤務先が離れていても送迎がある場合は別です。
寮と勤務先の距離や移動手段は、自分でマップを調べたり派遣会社の担当者に聞いたりして詳しく把握しておくことが大切です。
男女別棟・個室タイプの寮を選ぶ
リゾートバイトの寮は基本的に男女別棟が多いですが、中にはフロアで分かれている職場もあります。
互いの行き来は厳しく禁止されてはいますが、できるなら男女別棟の寮を選ぶほうが安心でしょう。
また盗難被害や同居人とのトラブルを回避するには、個室タイプを選ぶことをおすすめします。
リゾートバイトの個室タイプには、ワンルームマンションのような1R個室やトイレ・浴室は共用のシエアハウスタイプの個室があります。
どちらもプライベートの空間は保障されるので、なるべくトラブルやリスクを減らしたい方は個室を希望しましょう。
職場の男女比や年齢層を確認する
上述したように、リゾートバイトの参加者は性別、年齢層がさまざまです。
しかしこれは全体的な割合の話で、職場によっては女性がほとんどいない職場や若者ばかりの職場もあります。
同性や同年代が少ない職場では友人を作りにくく、困ったとこがあっても相談する相手がいないという状態になる可能性が高いので、なるべく自分と同性、同年代の多い職場を選ぶことをおすすめします。
もちろん20代でも、若者ばかりのところよりも落ち着いた環境で働きたいと考えている方は、あえて年齢層の高い職場を選んでも良いでしょう。
男女比や年齢層は求人票から確認できない場合もあるため、派遣会社の担当者に確認しましょう。
延長率&満了率の高い仕事を選ぶ
危ない勤務先を避けるには、求人ごとの「延長率」や「満了率」にも着目して仕事を選ぶことも大切です。
- 延長率…当初予定していた期間よりも延長して勤務する人の割合
- 満了率…途中で辞めることなく契約期間をしっかり勤務し終えた人の割合
働きやすい環境が整っている職場は「延長率」や「満了率」が高い傾向にあります。
延長率や満了率が高ければ100%安全というわけではありませんが、一つの目安として参考にすると良いでしょう。
信頼できる派遣会社を通して仕事を探す
危ないリゾートバイトを回避するには、信頼できる派遣会社を利用することが重要です。
実績が十分にあって評判も良い派遣会社は、求人の内容についても詳しく把握しています。
そのため応募前に仕事内容や寮環境、どんな人が働いているかなどを包み隠さず教えてくれます。
これまで多くのスタッフを派遣してきたことからノウハウも蓄積されているため、何かトラブルがあっても適切な対応やフォローを期待できるでしょう。
リゾートバイトの派遣会社は数多くありますが、ある程度知名度があり、利用者数の多い派遣会社は信頼できると考えて良いでしょう。
こちらの記事では、リゾートバイトにおすすめの派遣会社をランキング形式で紹介しています。
信頼できる派遣会社を厳選して紹介しているので、各社の特徴や強みを見比べて自分に合ったサービスを見つけてくださいね。
リゾートバイト先で危ないと感じたら?
紹介してきたポイントを押さえて仕事を選ぶことで、危険な勤務先を避けることができるでしょう。
しかしいくら気を付けて仕事を選んでも、リゾートバイト中に「危ない」と感じてしまう場面が出てくるかもしれません。
危ないと感じることがあれば、一人で抱え込まずに派遣会社の担当者に相談しましょう。
職場の上司に相談しても良いですが、職場の人間関係やパワハラなど言いにくいこともあるかもしません。
また、個室と聞いていたのに相部屋に通され、社員に部屋の変更を希望しても取り合ってもらえなかったのに、派遣会社の担当者を通すと部屋を変更してもらえたというケースも存在します。
第三者を通すことでしっかり対応してもらえることもあるため、まずは派遣会社の担当者を頼ることをおすすめします。
しかしなかには派遣会社の担当者に相談しても改善しなかったということもあります。
どうしても耐えられない状況の場合は契約期間の途中で辞めることも可能です。
もちろん無断で辞めるのは良くないので、きちんと辞めたい旨を伝えてから辞退しましょう。
ただし途中で辞めると交通費が支給されないことがあるという点は押さえておきましょう。
情報を収集して安全にリゾートバイトを楽しもう
リゾートバイトが危ないと言われる理由や危ない勤務先を避ける方法を紹介してきました。
リゾートバイトで危ない勤務先を避けるには、応募前の情報収集がカギです。
本記事で紹介したポイントを押さえながら仕事を選ぶことで、安全にリゾートバイトを楽しむことができるでしょう。
またリゾートバイトは信頼できる派遣会社を通して探すことも大切です。
評判の良い派遣会社を選べば、勤務先についてさまざまな情報を提供してもらえますし、勤務中も丁寧なフォローが期待できるでしょう。
こちらの記事ではリゾートバイトにおすすめの派遣会社を詳しく紹介しているので、「安全にリゾートバイトに参加したい」「信頼できる派遣会社を知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

