「建設業に強い求人サイトはどれ?」「建設業で転職したいけど、求人サイトの選び方が分からない」とお悩みの方もいるでしょう。
建設業と一言で言っても業種や職種は様々で業務の専門性も高いため、転職の際は自分の希望する職種や条件の求人が豊富な求人サイトを利用することが大切です。
本記事では建設業に強い求人サイトや求人サイトの選び方、求人サイトを利用するメリット・デメリット、求人サイトの賢い活用法など転職に役立つ情報を紹介します。
建設業の転職事情や2024年から始まる働き方改革についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
建設業に強いおすすめの求人・転職サイト5社
建設・設備求人データベース

建設・設備求人データベースの概要
建設・設備求人データベース の求人数 | 13,903件(2023年7月24日現在) |
建設・設備求人データベース の求人エリア | 日本全国対応 |
建設・設備求人データベース の登録方法 | 登録はこちらから |
建設・設備求人データベース の運営会社 | 株式会社 クイック |
建設・設備求人データベース の許認可番号 | 27-ユ-020100 |
建設・設備求人データベースは、東証プライム市場上場企業の株式会社クイックが運営する建設、設備、プラント業界に強い求人・転職サイトです。
業界に特化しているため建築、土木、電気、ガス、通信など幅広い求人を紹介しています。
企業に関する情報量が強みで、応募前に業務内容や福利厚生の詳細、転勤・出張の有無など求人票だけでは分からない詳しい情報を提供してもらうことが可能です。
応募前に企業情報や雇用条件をしっかり確認することはミスマッチを防ぐことに繋がるため、安心です。
また建設業界で数多くの転職支援をしてきた実績から、各企業における好まれる人物像や面接での質問傾向なども把握しています。
応募先の企業に合った書類・面接対策を受けることで、内定率がグッと高まるでしょう。


自分が持っている資格やスキルを活かした職場で尚且つ前の職場よりもいい給料という条件で探していました。
流石に全部の条件が揃っているところはないだろうと妥協の気持ちがあったのですが、わがままな条件にも関わらず50件以上の求人があってびっくりしました。



建設設備求人データベースでキャリア面談したのだけれど、面談前の担当者のミスもあって、NG担当者かなと思いつつ、話したらすごく話しやすい人でしたね。
「今の仕事の条件は上位◯%以内ですよ」とかちゃんと言ってくれるし。施工管理で転職するならこういう担当者を見つけることをおすすめします。
引用:X(旧twitte)
施工管理求人.com


施工管理求人.comの概要
建築転職 の求人数 | 1,606件(2024年4月19日現在) |
建築転職 の求人エリア | 日本全国対応 |
建築転職 の登録方法 | 登録はこちらから |
建築転職 の運営会社 | 株式会社H&Company |
建築転職 の許認可番号 | 13-ユ-310962 |
施工管理求人.comは、株式会社H&Companyが運営する施工管理を中心とした建設業界に特化した求人サイトです。
建設業界の転職サービスを12年以上運営する実績から強固なコネクションを有していて、大手の求人や他社では取り扱っていない非公開求人まで数多く取り扱っています。
また、普段忙しくて転職活動の時間を取りづらい建設業界の方向けに、webや電話で手軽にサポートを受けることができる点もおすすめのポイントです。
建築転職


建築転職の概要
建築転職 の求人数 | 11,319件(2024年4月15日現在) |
建築転職 の求人エリア | 日本全国対応 |
建築転職 の登録方法 | 登録はこちらから |
建築転職 の運営会社 | 株式会社 トップリフォーム |
建築転職 の許認可番号 | 13-ユ-313467 |
建築転職は、株式会社トップリフォームが運営する建築・建設業界に特化した転職サービスです。
トップリフォームは元々工事請負事業を行っている企業なので、業界に精通したアドバイザーが転職をサポートしています。
2022年に行われた「転職エージェント10社を対象としたブランド名イメージ調査」(日本コンシューマーリサーチ調べ)では、『建設業界で働く人が選ぶエージェントNo.1』に選ばれている評判の良い転職エージェントです。
実績としても月収アップを叶えた実績が豊富にあるので、次のキャリアを目指す方には非常におすすめの転職サイトです。



色々な転職エージェントとやりとりしてるけど、建築転職エージェントは、Dudaと建築転職が圧倒的に良くない?
レスポンスの速さと親身になって相談してくれる。
後は、自分で応募!!
引用:X(旧twitter)



私は前会社倒産し転職活動しました💦
エージェントは担当者によるので最低2社、
通常の転職サイト2社登録して使いやすさとかがあるので結局1社に絞られるかと☺️
とりあえず登録しておくのがおすすめです💦いざという時すぐに動けるように
建築転職さんは建設業界専門のエージェントなのでおススメです
引用:X(旧twitter)
建職バンク


建職バンクは、株式会社アーキベースが運営する建設業界に特化した転職・求人サイトです。
業界動向や転職ノウハウを熟知したアドバイザーが、書類添削や面接対策まで転職活動を全面的にサポートしてくれます。
建職バンクは建築・土木・電気ほか幅広い業種を取り扱っており、中でも電気関係の求人に強いことが特徴です。
利用者数は266万人、転職成功率は93.1%と非常に高い実績も建職バンクの大きな強みです。
求人数は業界No.1を誇り、6,000件の公開求人に加え非公開求人も多数保有しているため、自分に合う求人がきっと見つかるでしょう。
未経験者向けの求人も多いので、異業種から建設業にチャレンジしたいと考えている方にもおすすめの転職・求人サイトです。
建設キャリアプラス


建設キャリアプラスの概要
建築転職 の求人数 | 非公開(2024年4月15日現在) |
建築転職 の求人エリア | 日本全国対応 |
建築転職 の登録方法 | 登録はこちらから |
建築転職 の運営会社 | ツクリンク株式会社 |
建築転職 の許認可番号 | 13-ユ-307495 |
建築キャリアプラスは、ツクリンク株式会社が運営する電気工事に特化をした転職サイトです。
運営会社は、『日本最大級の建設マッチングサイトツクリンク』を運営しているため、非公開求人を含めた求人数が豊富なことが特徴です。
電気工事のお仕事に特化しているので、電気工事士や電気工事施工管理技士の資格をお持ちの方にはとくにおすすめの転職サイトです。
施工管理の転職エージェント


施工管理の転職エージェントの概要
施工管理の転職エージェント の求人エリア | 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬) 関西(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、三重、和歌山) 東海(静岡、愛知、岐阜) |
施工管理の転職エージェント の登録方法 | 登録はこちらから |
施工管理の転職エージェント の運営会社 | 株式会社 学情 |
施工管理の転職エージェント の許認可番号 | 27-ユ-020148 |
施工管理の転職エージェントは、東証プライム市場上場企業の株式会社学情が運営する施工管理に特化をした求人・転職サイトです。
とくにキャリアアドバイザーの交渉力が強みで、基本的に給与アップが見込める年収600万円以上の求人をご紹介しています。
そのため施工管理の転職エージェントを利用した多くの方が、現職よりも良い待遇で転職に成功しています。
また給料面以外にも、厳選した優良企業の中から希望に合わせた求人をご紹介しているので、安心して利用することができます!
現キャリ


現キャリはコプロ・エンジニアードが運営する建設業界・プラント業界特化型求人サイトです。
現キャリでは未経験者・経験者を対象にしたスキルアップ講座が用意されているため、未経験者やブランクの長い方でも即戦力として就業できるようサポートしてもらえます。
スキルアップ講座の受講中でも給与が支給されるというのも嬉しいポイントです。
現キャリの転職支援は業界に精通したアドバイザーが徹底サポートしてくれるため、利用者満足度は94.2%と高い水準を誇っています。
就業後のアフターフォローも充実しており、企業との条件交渉も安心してお任せできます。
「残業少なめ」「土日休み」など働きやすい条件での求人検索ができるので、希望に合った働き方を実現することができますよ。
建設業に強い求人サイトの選び方
建設業に強い求人サイトを選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 業界の情報が豊富なサイトを選ぶ
- 希望条件に合う求人があるサイトを選ぶ
- 転職エージェント型のサイトを選ぶ
それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
業界の情報が豊富なサイトを選ぶ
建設業での転職を考えている方は、業界に関する情報が豊富な建設業に特化した求人サイトを選びましょう。
建設業に特化した求人サイトは、過去に数多くの転職支援をしてきたからこそ企業との太いパイプがあります。
建設業界や各企業に関する知識が豊富な求人サイトを選ぶことで、事前にさまざまな情報を得られるので転職後のミスマッチを防ぐことに繋がります。
また転職のサポートをしてくれる担当者が業界に精通しており、求人内容についてしっかり理解していることも大切です。
業界知識のある担当者であればキャリア相談をしやすいですし、知りたい情報をきちんと提供してくれたり的確なアドバイスをしてくれたりするので転職を成功させやすくなるでしょう。
建設業出身の担当者がいる求人サイトを選べば、業界に特化した手厚いサポートを期待できます。
希望条件に合う求人があるサイトを選ぶ
建設業に特化した求人サイトのなかでも、各サイトによって取り扱っている職種や企業、勤務地などが異なります。
そのため自分が希望する職種や勤務地の求人を多く取り揃えているサービスを選ぶことが大切です。
例えば設計をしたいと考えているのに、施工管理の求人が豊富なサイトを利用しても応募できる求人が少なく、スムーズに転職することが難しいかもしれません
また未経験から建設業にチャレンジしたいと考えている方は「未経験歓迎」の求人が豊富で研修制度が整っているサイトを選ぶと良いでしょう。
建設業は人手不足のため、50代・60代のベテランを積極的にサポートしている求人サイトも多くあります。
自分のスキルや経験、希望する職種・勤務地などを整理し、自分に合った求人案件があるサイトを選びましょう。
各求人サイトの求人検索機能から自分の希望条件をチェックして検索してみると、どんな求人があるのか確認できますよ。
転職エージェント型のサイトを選ぶ
求人サイトには求人広告型サイトとエージェント型サイトがあります。
求人広告型 | サイトに掲載されている求人から気に入った求人案件を探し、自分で応募して転職活動を進める |
エージェント型 | 専任のアドバイザーがついてくれ、求人探しから内定までサポートしてもらえる |
それぞれメリット・デメリットがありますが、建設業での転職を成功させたい方はエージェント型のサイトを選ぶことをおすすめします。
転職活動は、自己分析や求人探し、書類作成、面接対策、条件交渉、スケジュール調整などやることが盛りだくさんです。
会社にもよりますが一般的に建設業界は残業や休日出勤が多く、転職活動の時間をゆっくり取ることが難しい方も多いかもしれません。
エージェント型の求人サイトを利用すれば自分のスキルや希望条件を伝えるだけでプロのアドバイザーがあなたに合った求人を紹介してくれるため、まとまった時間が取りにくい方でも手軽に転職活動を始めることができます。
さらに書類添削や面接対策など選考対策も手厚いので、個人で行うより圧倒的に効率よく転職活動を進めることが可能です。
もちろん選択肢は多いに越したことはないので、エージェント型と求人広告型サイトを併用するやり方も良いでしょう。
建設業に強い求人サイトを利用するメリット
建設業での転職で、求人サイトを利用するメリットは以下の通りです。
- 非公開求人を見ることができる
- 選考対策や条件交渉をしてもらえる
- 企業の詳しい情報を教えてもらえる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
非公開求人を見ることができる
求人サイトに登録すると一般公開されている求人に加えて、非公開求人も見ることができます。
非公開求人とは、求人情報誌や企業のwebサイトなどには掲載されない、求人サイト経由でのみ応募できる求人のことです。
非公開求人のなかには、一般公開してしまうと応募者が殺到してしまうような高条件の求人も多数含まれています。
憧れていた企業での大きなプロジェクトや大企業での新規プロジェクトに携われる可能性もあるかもしれません。
求人サイトを利用することで非公開求人の内容を見ることができ、転職先の選択肢が増えるでしょう。
さまざまな種類の求人を見ることで、自分に合った企業に出会える可能性が高まります。
選考対策や条件交渉をしてもらえる
エージェント型の求人サイトでは一人一人にプロのアドバイザーがつき、求人紹介から内定後のフォローまで転職活動を全面的にサポートしてくれます。
個人で転職活動をしていると、書類や面接でどんなことに気を付ければ良いのか分からず非効率な選考対策に陥ってしまう可能性があります。
求人サイトのアドバイザーは転職活動のノウハウを熟知しているだけでなく、応募先の企業が求める人物像や評価されるポイントも押さえています。
担当者のアドバイスを参考にしながら企業ごとに有効な選考対策をすることで、選考通過率や内定獲得率が高まるでしょう。
また一人ではなかなか言い出しづらい条件交渉も代わりに行ってくれるので、安心して就業することができます。
転職活動全般の手厚いサポートが全て無料で受けられるという点も求人サイトの大きなメリットです。
企業の詳しい情報を教えてもらえる
求人票に書かれている内容だけでは企業に関する詳しい情報を把握することが困難です。
企業の社風や従業員の雰囲気、人間関係などは求人票から確認することができないため、入社してから「思っていたのと違った」となる可能性があります。
例えば新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと考えている方が保守的な風土の企業に入社してしまうとミスマッチを起こし、早期離職に繋がってしまうかもしれません。
求人サイトの担当者は応募元の企業と直接取引しているため、企業に関する詳しい情報を把握しています。
応募前に実際はどんな企業なのかを知っておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことにも繋がるでしょう。
ただ内定を貰うだけではなく、入社後に生き生きと働くことができて初めて「転職が成功した」と言えるでしょう。
建設業の転職で求人サイトを利用するデメリット
建設業の転職で求人サイトを利用するメリットは大きいですが、次のようなデメリットもあります。
- 自分のペースで転職活動ができない
- 担当者の質に差がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分のペースで転職活動ができない
エージェント型の求人サイトを利用する場合、担当者と定期的に連絡を取り合いながら転職活動を進めることになります。
連絡内容は定期的な求人紹介や選考スケジュールの調整など、転職活動を効率的に進めるために必要なものですが、なかには頻繁にくる連絡を煩わしく感じてしまう方もいるかもしれません。
また建設業は人手不足の企業が多く、一刻も早く新しい人材を確保したいと考えています。
そのため面接まで進んだけどいまいちピンと来ず、内定を辞退して他の企業も見てみたいと考えているのに、担当者が内定が出た企業への入社を強く進めてくるケースもあります。
自分のペースで転職活動をしたいと考えている方は、転職の希望条件や希望時期をはっきりと伝えておくことが大切です。
担当者の質に差がある
同じ求人サイト内であっても、担当者によってサポートの質が大きく異なります。
質の高い担当者であれば、希望条件にマッチした求人だけを紹介してくれたり、相談したときには的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
しかしあまり良くない担当者に当たってしまうと、サポートやアドバイスに納得感がなく不信感が募ってしまう可能性があります。
転職を成功させられるかどうかは、担当者の質が大きく関わってきます。
担当者に不信感を抱いた場合は我慢せずに変更を申し出るか、利用する求人サイト自体を変えることをおすすめします。
建設業の転職は難しい?
建設業は現在、圧倒的な売り手市場です。
厚生労働省の調査によると建設業の有効求人倍率は令和5年3月時点で5.16倍です。
これは全職種の有効求人倍率の約5倍となっており、多くの企業で深刻な人手不足に陥っていることが分かります。
人手不足の理由としては、少子高齢化による労働人口の減少や、「労働時間が長い」「休日が少ない」「体力的にきつい」といった建設業へのイメージが考えられます。
しかし近年、建設業では労働環境の改善を図る企業が増えており、「過酷な仕事」といったイメージは少しずつ過去のものになりつつあります。
またITの導入など作業の効率化も進んでいるので労務の負担も徐々に軽減されてきています。
参考:一般職業紹介状況(令和5年3月分及び令和4年度分)について|厚生労働省
2024年4月〜建設業の働き方が変わる!
特に2024年4月からは建設業界の働き方が大きく変わります。
労働基準法では法定労働時間以上の労働に従事させる場合、月45時間・年360時間までという上限が定められていますが、今まで建設業だけはこの上限が適用されないことになっていました。
そのため建設業では長時間労働が慢性化し、ブラックなイメージが強かったのです。
しかし2024年4月1日からは、建設業にも罰則付きの時間外労働の上限規制が適用されます。
つまり建設業においても、従業員を月45時間・年360時間以上労働に従事させると罰則が科せられるようになるのです。
他にも罰則規制はありませんが、適正な工期設定や週休二日制の推進など、あらゆる側面から建設業の労働環境の見直しも進められています。
大変な仕事というイメージが強い建設業ですが、今後は着実に労働環境が改善していく見込みです。
参考:建設業働き方改革加速化プログラム|国土交通省
建設業における働き方改革|国土交通省
建設業のホワイトな職場の見極め方
建設業では労働環境を見直す企業が増えてきているのは事実ですが、なかには昔ながらのきつい職場も存在します。
せっかく転職するなら、働きやすいホワイトな職場が良いですよね。
「ホワイト企業」という言葉には明確な定義があるわけではありませんが、一般的に「休みがとりやすい」「残業が少ない」等ワークライフバランスのとれた勤務ができる職場を指すことが多いでしょう。
仕事と生活のバランスがとれた働き方ができる企業を見極めるポイントを解説します。
残業が少ないか
働き方を見直す企業が多くなっていますが、なかには月100時間近く残業がある企業も存在します。
100時間も残業するとなると、1日13時間、1日24時間のうち半分以上も仕事に費やすことになり、ワークライフバランスをとることは困難です。
ホワイトな職場を探すためには残業時間が少ないかどうかを必ず確認しましょう。
業種や職種にもよりますが、建設業でも2024年から適用される時間外労働の上限は45時間なので、それ以下であることを基準として考えると良いかもしれません。
求人サイトの検索機能には「残業少なめ」といった条件指定ができるものもあります。
担当者に残業が少ない企業が良いということを伝えておくことも大切です。
平均勤続年数が長いか
平均勤続年数が長い職場は働きやすい要素があると考えられます。
同じ職場で長年働き続けられるということは、「待遇が良い」「激務でない」「経営が安定している」など優良企業の特徴に当てはまる点が何かしらあるからです。
平均勤続年数を知るには、自分で四季報を見たり企業に直接聞く方法がありますが、求人サイトの担当者に尋ねる方法が一番手軽です。
平均勤続年数が短いと判断する目安は一概には言えませんが、たった数年など極端に短い場合は避けた方が無難でしょう。
離職率が低いか
離職率が低い企業は、社員が無理なく働ける環境が整っていると考えられます。
また離職率が低いということは社内の風通しや人間関係が良く、新しく入った人でも仕事や環境に馴染みやすいでしょう。
建設業界でホワイトな職場を探す際には、企業の離職率に注目することもおすすめします。
企業の離職率についても、求人サイトの担当者に確認すれば教えてくれますよ。
未経験から建設業に転職するには
建設業は専門知識や資格が必要なイメージがあり、異業種からの転職は難しいと考えている方も多いかもしれません。
しかし建設業は長年人手不足が続いており、未経験でもチャレンジすることは十分可能です。
知識や資格がなくてもポテンシャルや熱意を見て採用してもらえることも珍しくありません。
また求人サイトには未経験者向けの研修が用意されているものもあるので、事前に仕事に必要な知識を学んでから就業することもできます。
ここからは未経験から建設業に転職するためのポイントを解説します。
建設業の何に携わりたいかを明確にする
建設業と一口に言っても業種や職種はさまざまです。
たとえば業種は、土木一式工事業や大工工事事業、電気工事業、造園工事業、水道施設工事業など選択肢は20種類以上あります。
また転職先の企業もゼネコンやハウスメーカー、工務店など幅広い分野があります。
転職活動を始めるにあたり、建設業の何に携わりたいのかを考えて調べておくことが大切です。
経験やスキルを活かせる職種を選ぶ
建設業の職種は、工事現場全体を管理する施工管理や図面を作成する設計、営業、事務など豊富です。
自分の興味ある職種を選ぶのも良いですし、前職の経験や知識を少しでも活かせる職種を選べばスムーズに転職できるでしょう。
どの職種であっても経験を積むなかで知識や資格を身につけていき、専門性の高い人材へスキルアップしていくことが可能です。
建設業は手に職をつければ多くの需要を見込める業界なので、長く活躍することができます。
建設業と言えば体力仕事のイメージが強いですが、なかには事務関連やCADオペレーターなどデスクワークが中心の職種もあります。
建設業に興味はあるけど体力に自信がないといった方や女性の方でもチャレンジしやすいでしょう。
未経験歓迎の求人を探す
未経験者は「未経験OK」「資格取得応援制度有り」などの求人に応募しましょう。
人手不足で困っている企業のなかには、未経験者を積極的に雇用しているところが多くあります。
建設業は特に若年層が不足しているため、20代であれば未経験で資格がなくても採用してもらえる確率が高いでしょう。
30代も体力面や前職での経験などをアピールすることで、未経験からでも十分活躍できる可能性があります。
未経験で転職する場合は、未経験でもやっていける会社なのか、育成してくれる環境があるのかにも着目しながら企業を選びましょう。
建設業から異業種に転職できる?
建設業を離れて異業種に転職したいと考えている方もいるでしょう。
建設業から異業種へ転職することは可能ですが、未経験の仕事へのチャレンジは年齢を重ねるごとに難しくなるため、なるべく早く動き出すことが大切です。
建設業からの転職で人気の業界は次の通りです。
- 不動産業界
- 公務員
- IT業界
それぞれの業界について紹介します。
不動産業界
不動産業界は建設業で得た現場知識や経験を活かすことができます。
ディベロッパーと呼ばれる住宅地やリゾート地の開発に携わる仕事であれば、開発者として工事を依頼する立場になるため、施工管理の経験を発揮することができます。
不動産業界の労働環境は建設業より整っていることが多く、それも転職先として選ばれる理由の一つです。
公務員
地方公務員には土木、建築、機械、電気といった技術職の採用区分があり、建設業での経験を活かしなら発注側として働くことができます。
給料や休日がしっかりしており、転勤もないので安定して働けることが大きな魅力です。
公務員試験には年齢制限があるため、公務員への転職を考えている方はなるべく早めに行動しましょう。
IT業界
建設業からは離れますが、IT業界は成長が著しい業界のため、転職先として人気があります。
20代〜30代前半であれば未経験でもプログラマーやエンジニアにチャレンジすることができます。
将来性のある業界なので、手に職をつければ長く働き続けることができるでしょう。
建設業に強い求人サイトの賢い使い方
建設業での転職で求人サイトを賢く使う方法は以下の通りです。
- 複数のサイトに登録して比較する
- 求人はこまめにチェックする
- 担当者に任せっきりにしない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
複数のサイトに登録して比較する
必ず複数の求人サイトに登録しましょう。
複数に登録することでそれぞれが取り扱っている非公開求人や独占求人を見ることができるので、転職先の選択肢が増えます。
また相性の良い担当者に出会える確率もアップするでしょう。
ほかにも検索機能の使い勝手や情報コンテンツ、利用できる研修制度などサイトによってさまざまなので、複数を比較しながら自分に合うサービスを見つけると良いですよ。
利用は無料なので気負わず、まずは2〜3社登録して比較検討してみましょう。
求人はこまめにチェックする
求人はこまめにチェックしましょう。
企業によって求人を出すタイミングはまちまちなので、自分に合う求人がないかどうか頻繁に探しておくことが大切です。
募集が一旦終了してしまった求人も、少し後に追加募集が出るケースもあります。
こまめにチェックしておくことで、希望条件に合った求人に出会える確率が高まりますよ。
担当者に任せっきりにしない
担当者は転職活動を全面的にサポートしてくれますが、実際に転職先でこれから働いていくのは自分自身です。
忙しい中での転職活動ではついつい担当者を頼りがちになってしまいますが、担当者の言うことを全て鵜呑みにするのではなく、常に「自分はどうしたいのか」を意識しながら転職活動を進めていくことが大切です。
紹介される求人内容も自分の目できちんと確かめ、疑問点があれば納得できるまで質問しましょう。
また経験の少なかったり業界知識の浅い方だと的を得ないアドバイスをされることもあるでしょう。
担当者が頼りないと感じたら遠慮せずに変更を申し出ることをおすすめします。
各求人サイトの公式HPにはキャリアアドバイザーの紹介ページなどが掲載されています。
実績や経験、業界への見識などを見比べて、信頼できそうなアドバイザーがいるサービスを選ぶと良いでしょう。
建設業に強い求人サイトの利用の流れ
求人サイトの利用の流れを知っておくことで、安心して利用することができるでしょう。
- 公式HPから登録する
- 担当者と面談する
- 求人を紹介してもらう
- 応募・面接を行う
- 内定
公式HPから登録する
まずは求人サイトの登録フォームに沿って自身の情報を入力しましょう。
入力項目は名前や連絡先等個人情報や保有資格、希望勤務地、希望職種などです。
登録後は電話またはメールで連絡がきて、面談の日程調整をします。
登録は無料で、数分あれば完了します。
担当者と面談する
予め決めておいた日時に担当者と面談します。
面談は対面だけでなく、電話面談、オンライン面談、出張面談も行っているので自分の都合の良い方法を選びましょう。
面談では登録時の内容確認に加え、今までの経歴、転職したい理由、希望の条件等を伝えます。
希望する職種や勤務地、年収など細かい条件を漏れなく伝えられるよう、面談前に話す内容を整理しておくと良いでしょう。
今後のキャリアについての悩みや不安があれば正直に話すことで、担当者が相談に乗ってくれたりプロの視点からアドバイスをくれたりします。
面談時には自分の経歴やスキルを正直に話すことが大切です。
求人を紹介してもらう
面談時に伝えた条件に沿って求人を紹介してもらいます。
求人サイトの検索機能を使って自分で条件を入力し、求人を探すこともできます。
担当者から紹介してもらえる求人には高条件の非公開求人もあるため、見落とさないように注意しましょう。
気になる求人があれば、担当者に社風や職場の雰囲気など詳しい情報を尋ねてみると良いでしょう。
もし紹介される求人の条件が自分の希望と違った場合は、その旨を担当者にはっきりと伝えることをおすすめします。
どういう点が希望と違うのかを具体的に伝えることで、自分に合った求人を紹介してもらいやすくなります。
応募・面接を行う
自分に合いそうな求人が見つかれば担当者を通じて応募します。
企業に提出する履歴書や職務経歴書の添削をしてもらえるので、不安な方は相談してみましょう。
求人サイトによっては書類のフォーマットや記入例をダウンロードできるサービスもあります。
面接対策ではマナーや話す内容についてのアドバイスをもらうことができます。
面接が苦手な方は模擬面接をしてもらうことで雰囲気に慣れ、安心して選考を受けることができるでしょう。
応募書類の提出や面接日の調整は担当者が行ってくれるため選考対策だけに集中できます。
内定
内定後は最終的な条件確認を行い、入社の意思決定をします。
担当者に入社希望日を伝えることで入社日の調整も行ってくれます。
給料や勤務形態についての条件交渉や入社日の調整もしてもらえるので、必要であれば相談してみましょう。
退職手続きのサポートや入社後のフォローもあるため、分からないことや不安な点があれば何でも相談すると良いですよ。
内定を辞退することは可能ですが、企業の都合もあるため辞退することを決めたらなるべく早めに担当者に伝えるようにしましょう。
建設業の求人サイト・転職エージェントでよくある質問Q&A
求人サイトはどうして無料?
求人サイトは企業から報酬を受け取っているため、求職者は完全無料で利用することができます。
企業が求人サイトに支払う報酬は求人サイトの種類によって異なります。
求人広告型 | 求人の掲載費として月額固定費を支払う |
エージェント型 | 採用できた場合、成功報酬を支払う |
エージェント型サイトでは採用に至らなければ掲載費用がかかりませんが、採用できた場合企業は高額の手数料を支払います。
転職に最適な時期は?
転職活動を始めるのにおすすめな時期は2〜3月、7〜8月です。
新年度が始まる4月や下半期がスタートする9月入社に合わせて人事異動があったり退職者が出たりするため求人が増える傾向にあるからです。
また求職者としてもボーナスの支給後なので、金銭的にも気持ち的にも余裕を持って転職活動を始めることができます。
ただ企業の採用自体は1年を通して行われているため、転職を考えている方は定期的に求人をチェックして自分の希望に合いそうな求人がないか探すようにしましょう。
女性でも建設業への転職はできる?
女性でも建設業へ転職することは可能です。
建設業と言うと男性がメインの力仕事といったイメージが強いかもしれませんが、施工管理やバックオフィス業務、CADオペレーター等、女性が活躍できる職種も多くあります。
また企業側には中小企業では35歳未満の女性を試用雇用した場合、トライアル雇用助成金が支給されるというメリットがあります。
建設業は資格やスキルを身につけることで長く活躍できる業界なので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
参考:建設事業主等に対する助成金のご案内|厚生労働省
本記事の参考サイト
一般職業紹介状況(令和5年3月分及び令和4年度分)について|厚生労働省
建設業働き方改革加速化プログラム|国土交通省
建設業における働き方改革|国土交通省
建設事業主等に対する助成金のご案内|厚生労働省